朱熹 意味
- しゅき
(1130-1200) 中国,南宋の儒学者。字(アザナ)は元晦(ゲンカイ)・仲晦。号は晦庵・晦翁。朱子・朱文公と尊称される。北宋の周敦頤(シユウトンイ)・程顥(テイコウ)・程頤(テイイ)らの学説を総合して朱子学を大成した。死後,朱子学が儒学の正統とされ,元代以降官学として採用されたため,四書尊重の風など後世に大きな影響を及ぼした。主著「朱文公文集」「四書集注」「資治通鑑綱目」「近思録」など。
→朱子学
→宋学
- 朱点 しゅてん ◎ (1)朱でしるした点。 (2)朱でしるした訓点。
- 朱炎 夏; 炎節; 夏季; 朱夏; 夏時; サマー; 九夏; 夏期; 夏場
- 朱珍 繻珍
- 朱漆 しゅうるし ② 朱色の漆。硫化水銀から製造した朱をまぜて作る。あか漆。
- 朱砂 しゅしゃ ① ⇒辰砂(シンシヤ)(1)
- 朱泥 しゅでい ◎ 中国,江蘇省の宜興窯に産する赤褐色の炻器(セツキ)質の焼き物。無釉(ムユウ)の急須(キユウス)などが多い。日本では,愛知県常滑(トコナメ)・岡山県伊部(インベ)・三重県四日市などで産する。 →紫泥
- 朱硯 しゅけん ◎ ⇒しゅすずり(朱硯) ; しゅすずり ② 朱墨をする,すずり。しゅけん。
- 朱欒 ザボン; 香欒
- 朱筆 しゅひつ ◎ 朱墨用の筆。また,朱墨の書き入れ。 ――を入・れる 朱筆で書き入れや訂正などをする。朱筆を加える。朱を入れる。