朴直 意味
- 樸直・朴直 ぼくちょく ◎ かざりけがなく正直である・こと(さま)。 「―の気風」「武官の粗率―にして与し易き者と/匏菴遺稿(鋤雲)」
- 朴烈事件 ぼくれつじけん 1923年(大正12)大逆罪の容疑者として逮捕された在日朝鮮人朴烈(1902-1974)とその妻金子文子の獄中における取り扱いをめぐり惹起された一連の事件。死刑判決が26年4月内閣の奏請により無期に減刑され,取り調べ中の両人の怪写真が諸方に配付されるや,事件は野党による内閣攻撃の手段として用いられ,数か月にわたり紛糾が続いた。
- 朴訥 朴とつ; 木訥
- 朴歯 ほおば ◎① ホオノキでつくった下駄の歯。また,その歯を入れた下駄。
- 朴訥な 木訥な
- 朴訥・木訥 ぼくとつ ◎ かざりけがなく話し下手な・こと(さま)。 「―な人柄」「―な好人物」「剛毅―」「―とした話しぶり」 ﹛派生﹜——さ(名)
- 朴柏 ほおがしわ ホオノキの異名。 「我が背子が捧げて持てる―/万葉 4204」
- 朶 【朶】 (画 数) 6画 (音 訓) タ,ダ,えだ (区 点) 5920 (JIS) 5B34 (シフトJIS) 9E53 (熟語一覧) 16項目 小〈羊歯〉・小歯朶 〈羊歯〉・歯朶 〈海苔〉粗朶 一朶 耳朶 歯朶飾り 歯朶革 千朶積み 千手巻・千朶巻 粗朶・麁朶 朶頤 朶雲 朶翰 万朶 耳朶・耳埵 耳朶
例文
- 普段は寡黙で計り知れないところもあるが、自分の気持ちをストレートに口に出来るその朴直さで上條を度々赤面させている。
- 今はパン屋の親父で納まっているが、朴直なる無類の好人振りと「ソギャンコトナカッカ」という九州弁が何時も部屋の笑いを巻き起こしていた。
- 曲津日の神は常識を欠きたる頑迷固陋のしかも、朴直なる婦人の心に潜み、常に偽善をもって人をたぶらかすをもって、唯一の方法手段となしつつあり。