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肝脳 意味

読み方:
"肝脳"の例文

意味モバイル版携帯版

  • かんのう ①◎
    肝臓と脳髄(ノウズイ)。また,肉体と精神。
    ――地(チ)に塗(マミ)る
    〔史記(劉敬伝)〕
    肝臓や脳が泥にまみれる意で,むごたらしく殺されること。また,絶体絶命の窮地に陥ったたとえ。肝胆地に塗る。
    ――を絞(シボ)・る
    全力を傾けて事に当たる。

  • 肝胆    かんたん ◎① (1)肝(キモ)と胆(イ)。 (2)心の中。真心。 ――相照(アイテ)ら・す 互いに心の底まで打ち明けて交わる。きわめて親しくつきあう。 「―・す仲」 ――地(チ)に塗(マミ)る 〔史記(淮陰侯伝)〕 ⇒肝脳(カンノウ)地(チ)に塗(マミ)る ――を傾(カタム)・ける 心を開いて話す。肝胆を披(ヒラ)く。 ――を砕(クダ)・く 真心を尽くす。一所懸命にな
  • 肝繊維症    かんせんいしょう ⑤ 肝臓障害により肝細胞が破壊され結合組織の繊維が増殖した状態で,肝硬変まで進展していないもの。原因は,慢性肝炎・循環系障害・日本住血吸虫症など多岐にわたる。
  • 肝腎    大事; 肝要; 重立った; 切要; 意味ありげ; 大変; 意味深; おっきい; 不可欠; 意味深長; 根本的; 意義深い; 重要; 大切; 重たい; 意味有りげ; 深刻; 主要; 主立った; 要用; 重大; 必須; 意味ある; 至要たる; 第一; 入用; 重篤; 有意義; 有意的; 本質的; 須要; 必要; 決定的; 緊要; 重い; 枢要; 基本的; 肝心
  • 肝細い    気が小さい
  • 肝腎の    肝心の
  • 肝精    きもせい 骨折り。心尽くし。尽力。 「死なれた母の―で物も書き縫針綿もつむ/浄瑠璃・生玉心中(上)」 ――焼(ヤ)・く 世話をする。面倒をみる。 「いはれぬ―・かうより/浄瑠璃・薩摩歌」
  • 肝膾    きもなます 肝を膾(ナマス)に作ること。内臓を切りきざむこと。 「わが心にかなはば,用ひん。かなはずは―につくらん/宇治拾遺 15」 ――を作・る 非常に心配する。気をもむ。 「此の扇誰れか射よと仰せられんと,―・り/盛衰記 42」
  • 肝管    かんかん ◎ 肝臓で生成された胆汁を運ぶ管。左右両葉から出て肝門で合流して総肝管となる。
  • 肝膿瘍    かんのうよう ③ 細菌・赤痢アメーバの感染などが原因で起こる肝臓の化膿性疾患。疼痛・高熱などの症状を呈する。肝臓膿瘍。

例文

  • 近年異国船屡近海ニ出没シ、漸ク国家多難ノ形ニ付テハ、楠正成ノ祠廟ヲ建設シ、尊王護国ノ祈念ヲ凝ラシ申度候、抑正成ヲ初メ、五十余年ノ久シキ楠氏一門ノ肝脳ヲ砕キ、皇室ノ艱難ニ塗ラス、天下蓋世ノ烈忠節義、其霊魂ヲ廟祠セサルハ欠典ト奉存候、苟モ朝儀ニ法り、之レヲ永世ノ祀典ニ列シ、御旌表於被為在ハ、海内ノ志士仁人ヲ激発シ、臣子世教ノ一助ニ可相成儀ト奉存候問、此段建白仕候、以上。