肝臓 意味
- かんぞう ◎
腹腔の右上,横隔膜のすぐ下に接する赤褐色の内臓器官。人体最大の分泌器官で,左右二葉に分かれ,その間に胆嚢(タンノウ)がある。胆汁をつくり余分の炭水化物をグリコーゲンに変えて貯蔵し,また有毒物を解毒するなど重要なはたらきをする。きも。
- 肝臓― かんぞう-ジストマ ―ザウ― [5] 【肝臓―】 肝吸虫
- 肝臓―病 かんぞう-ジストマびょう ―ザウ―ビヤウ [0] 【肝臓―病】 肝
- 肝臓炎 かんぞうえん ③ ⇒肝炎(カンエン)
- 肝臓病 肝不全
- 肝臓癌 かんぞうがん ③ 肝臓にできる癌腫。原発性のものと,続発性(転移性)のものとがある。肝癌。
- 肝臓茸 かんぞうたけ ③ 担子菌類ヒダナシタケ目のきのこ。シイ・ナラなどの幹に生える。径10~20センチメートル。赤く肉厚で,肝臓に似る。食用。ウシノシタ。ビフテキタケ。
- 肝臓疾患 胆嚢炎; 肝硬変症; 肝障害
- 肝臓膿瘍 かんぞうのうよう ⑤ ⇒肝膿瘍(カンノウヨウ)
- 肝臓製剤 かんぞうせいざい ⑤ 動物の肝臓を凍結乾燥して製した粉末。貧血治療や強壮剤に用いられる。
- 肝膿瘍 かんのうよう ③ 細菌・赤痢アメーバの感染などが原因で起こる肝臓の化膿性疾患。疼痛・高熱などの症状を呈する。肝臓膿瘍。
- 肝膾 きもなます 肝を膾(ナマス)に作ること。内臓を切りきざむこと。 「わが心にかなはば,用ひん。かなはずは―につくらん/宇治拾遺 15」 ――を作・る 非常に心配する。気をもむ。 「此の扇誰れか射よと仰せられんと,―・り/盛衰記 42」
- 肝腎の 肝心の
- 肝腎 大事; 肝要; 重立った; 切要; 意味ありげ; 大変; 意味深; おっきい; 不可欠; 意味深長; 根本的; 意義深い; 重要; 大切; 重たい; 意味有りげ; 深刻; 主要; 主立った; 要用; 重大; 必須; 意味ある; 至要たる; 第一; 入用; 重篤; 有意義; 有意的; 本質的; 須要; 必要; 決定的; 緊要; 重い; 枢要; 基本的; 肝心
- 肝脳 かんのう ①◎ 肝臓と脳髄(ノウズイ)。また,肉体と精神。 ――地(チ)に塗(マミ)る 〔史記(劉敬伝)〕 肝臓や脳が泥にまみれる意で,むごたらしく殺されること。また,絶体絶命の窮地に陥ったたとえ。肝胆地に塗る。 ――を絞(シボ)・る 全力を傾けて事に当たる。
例文
- アルコールは肝臓に被害をもたらす。
- 脳は肝臓や肺とは違っていた。
- トムは腎臓と肝臓が悪い。
- 私は肝臓の病歴がある。
- この薬は肝臓に効く。
- 新たな肝臓細胞をつくれるかもしれません
- 「雅也君には 肝臓を半分あげていいって
- 「雅也君には 肝臓を半分あげていいって
- 俺は こんな所に 肝臓をバラバラにされ
- 俺は こんな所に 肝臓をバラバラにされ