としのかみ 意味
- 【年の神】
五穀を守る神，すなわち大年神(オオトシノカミ)・御年神(ミトシノカミ)など。
- おおとしのかみ 【大年神】 〔「とし」は穀物の意〕 穀物の神。古事記では素戔嗚尊(スサノオノミコト)の子とされる。
- ことしろぬしのかみ 【事代主神】 記紀神話で，大己貴神(オオアナムチノカミ)の子とされる託宣の神。国譲りの時，父神に国土の献上を勧める。のち，皇室の守護神。
- くすしのかみ 【薬師の神】 神代に医療・まじないの法を定めたといわれる大己貴(オオナムチ)・少彦名(スクナビコナ)の二神をいう。
- じぬしのかみ 【地主神】 ⇒地神(ジガミ)(１)
- ないしのかみ 【尚侍】 内侍司の長官。初め従五位相当，のち従三位相当。しょうじ。
- よしのかみこ 【吉野紙子】 吉野紙で作った紙子。
- すみよしのかみ 【住吉の神】 ⇒住吉神(スミノエノカミ)
- とこぬしのかみ 【地主の神】 その土地を治める神。地主(ジヌシ)の神。
- ふつぬしのかみ 【経津主神】 記紀神話で，伊弉諾尊(イザナキノミコト)に斬殺された軻遇突智(カグツチ)の血が岩となり，それを祖とする神。磐筒男(イワツツノオ)・磐筒女(イワツツノメ)の子とも伝える。日本書紀では天孫降臨に先立ち出雲国へ降り国譲りを成功させたとする。香取神宮の祭神。香取の神。
- おおくにぬしのかみ 【大国主神】 古事記に記された出雲神話の主神。日本書紀では大己貴神(オオナムチノカミ)。素戔嗚尊(スサノオノミコト)の子孫。少彦名神(スクナビコナノカミ)らとともに，国土を造って経営し，皇室の祖先に国を譲った。後世，大黒天と混同され福の神とされる。出雲大社の祭神。大国主命(オオクニヌシノミコト)。八千矛神(ヤチホコノカミ)。大穴牟遅神(オオアナムチノカミ)。葦原醜男(アシハラノシコオ)。
- おおものぬしのかみ 【大物主神】 記紀神話の神。奈良県大神(オオミワ)神社の祭神。大国主神の和魂(ニギタマ)ともされるが，元来は別神。古事記では，神武妃，伊須気余理比売(イスケヨリヒメ)の父とされる。
- ひとことぬしのかみ 【一言主神】 葛城山(カツラギサン)の神。雄略天皇が葛城山に遊猟したとき，天皇と全く同じ姿で示現した。吉凶を一言で言い放つ託宣神といわれる。
- むしだしのかみなり 【虫出しの雷】 〔啓蟄(ケイチツ)の頃に鳴ることから〕 立春後，初めて鳴る雷。初雷(ハツガミナリ)・(ハツライ)。虫出し。 「―もふんどしかきたる君様/浮世草子・五人女 4」
- いそのかみ 【石上】 ※一※ （名） 奈良県天理市石上付近の地名。((歌枕))「―古き宮この郭公声ばかりこそ昔なりけれ/古今（夏）」 ※二※ （枕詞） 〔石上郷に布留(フル)という土地のあることから〕 「降る」「古る」「古し」などにかかる。 「―降るとも雨につつまめや/万葉 664」 ; 【石上】 姓氏の一。
- いちのかみ 【市の神】 ⇒いちがみ（市神） ; 【一の上】 〔公事にたずさわる第一位の者の意〕 左大臣の異名。いちのおとど。いちのだいじん。
例文
- 祭神：大歳神（おおとしのかみ）、五穀豊穣の神とされる。
- 大山津見神の娘）の間に生まれた大年神（おおとしのかみ）としている。
- また、大年神と香用比売（カヨヒメ）の間の子に御年神（みとしのかみ、おとしのかみ）、孫に若年神（わかとしのかみ）がおり、同様の神格の神とされる。
- また、大年神と香用比売（カヨヒメ）の間の子に御年神（みとしのかみ、おとしのかみ）、孫に若年神（わかとしのかみ）がおり、同様の神格の神とされる。
- また、大年神と香用比売（カヨヒメ）の間の子に御年神（みとしのかみ、おとしのかみ）、孫に若年神（わかとしのかみ）がおり、同様の神格の神とされる。
- 日本では古来、農耕神をまつる習俗のあったことが知られており、『日本書紀』や『古事記』にも稲霊（いなだま）すなわち「倉稲魂」（うかのみたま）、「豊受媛神」（とようけびめのかみ）、穀霊神の大歳神（おおとしのかみ）の名がみえる。
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