まつ-の-うち 意味
読み方:
意味
携帯版
- [3]
【松の内】
正月の松飾りのある間。元旦から七日,あるいは一五日まで。[季]新年。《はらからの訪ひつ訪はれつ―/星野立子》
- うち-まつ 【打ち松】 かがり火にたく折った松。折り松。「―,おどろおどろしからぬ程におきて/源氏(篝火)」
- うち-の [0] 【内の】 (「うちの者」の略) 夫または妻が,他人に対して自分の配偶者をいう語。「―に伺わせます」
- うちまつ 【打ち松】 かがり火にたく折った松。折り松。 「―,おどろおどろしからぬ程におきて/源氏(篝火)」
- まつのうち 【松の内】 正月の松飾りのある間。元旦から七日,あるいは一五日まで。﹝季﹞新年。《はらからの訪ひつ訪はれつ―/星野立子》
- あこや-の-まつ 【阿古屋の松】 現在の山形県山形市,千歳山の松。阿古耶姫と松の精にかかわる話や実方にまつわる話が伝わる。謡曲「阿古屋松」はこれらの語に基づく。((歌枕))「陸奥(ミチノク)の―に木(コ)がくれていづべき月のいでもやらぬか/平家 2」
- あたか-の-まつ 【安宅松】 歌舞伎舞踊の一。長唄。本名題「隈取(クマドリ)安宅松」。富士田吉次作曲。1769年市村座初演。弁慶が安宅の松のあたりを行き,草刈り童二人と踊り,都扇を与えて奥州への近道を教えてもらうというもの。
- あねは-の-まつ 【姉歯の松】 宮城県栗原郡金成(カンナリ)町にあった松。小野小町の姉,あるいは松浦佐用姫(マツラサヨヒメ)の姉の墓所に植えたものと伝える。((歌枕))「聞く人は―の風なれや昔の声を思ひいづるは/宇津保(初秋)」
- いち-の-まつ [2] 【一の松】 能舞台の橋懸かり手前の白洲に植えてある三本の松のうち,最も舞台寄りにある松。要(カナメ)の松。 能舞台
- おそ-の-まつり ヲソ― [1] 【獺の祭(り)】 「川獺(カワウソ)の祭り」に同じ。 [季] 冬。
- おのえ-の-まつ ヲノヘ― 【尾上の松】 古歌などに詠まれた松の名。兵庫県加古川市尾上神社にある「尾上の松」,対岸の高砂市高砂神社の「高砂の松」のいずれをさすか不明。「高砂の―に吹く風の/千載(恋一)」
- かかり-の-まつ [5] 【懸(か)りの松】 (1) 能舞台で橋懸かりの前にある三本の松のうち揚げ幕に最も近いもの。三の松。 (2) 蹴鞠(ケマリ)の場の懸かりの木のうちで,北西隅にある松の木。
- かがみ-の-まつ [5] 【鏡の松】 能舞台の鏡板に描かれた老い松。
- かも-の-まつり 【賀茂の祭】 「かもまつり(賀茂祭)」に同じ。
- かわら-の-まつ カハラ― 【瓦の松】 (白居易の新楽府「驪宮高」の「牆有 レ 衣兮瓦有 レ 松」から) 家の荒れたさま。荒れた家の棟に草や木の生えるさま。「我が宿の―の木高さに/散木奇歌集」
- こまつ-の-みや 【小松宮】 旧宮家。1882年(明治15)東伏見宮家を改称したもの。