まつのうち 意味
- 【松の内】
正月の松飾りのある間。元旦から七日,あるいは一五日まで。﹝季﹞新年。《はらからの訪ひつ訪はれつ―/星野立子》
- むねつのうち 【無熱悩池】 阿耨達池(アノクダツチ)の別名。
- まつのお-でら マツノヲ― 【松尾寺】 大阪府和泉市松尾寺町にある天台宗の寺。山号,阿弥陀山。役小角(エンノオヅノ)の創建と伝える。源義経が一ノ谷の戦いでの死者をまつって首堂を建立。織田信長が焼き打ちしたが,豊臣秀吉が再興。松尾観音。
- まつのお-やま マツノヲ― 【松尾山】 京都市西京区嵐山宮町の松尾大社の裏山。((歌枕))「ちはやぶる―の影みれば今日ぞ千歳のはじめなりける/後拾遺(雑六)」
- まつのこけ 【松の蘿】 サルオガセの古名。[和名抄]
- まつのは 【松の葉】 歌謡集。五巻。秀松軒編。1703年刊。組歌・長歌・端歌・吾妻浄瑠璃・投節など上方の三味線歌謡の歌詞を分類・集大成したもの。 ; 【松の葉】 (1)松の木の葉。まつば。 (2)寸志の意で,贈り物の包み紙の上に書く語。松の葉に包むほどわずかである意を表す。 「ほんの手土産,―ぢやと思うて下され/歌舞伎・助六」
- まつのはな 【松の花】 松の木の花。新しい枝の頂部に二~三個の雌花が,その下方に多くの雄花がついて花粉を散らす。﹝季﹞春。
- まつのはの 【松の葉の】 常緑なので「いつとも分かぬ」「散りうせず」「久し」などに,また紅葉しないので「つれなし」にかかる。 「―いつとも分かぬ恋もするかな/古今(恋一)」「―つれなき山も暮るる年かな/続後撰(冬)」
- まつのは-の 【松の葉の】 (枕詞) 常緑なので「いつとも分かぬ」「散りうせず」「久し」などに,また紅葉しないので「つれなし」にかかる。「―いつとも分かぬ恋もするかな/古今(恋一)」「―つれなき山も暮るる年かな/続後撰(冬)」
- まつのま 【松の間】 江戸城本丸の大廊下に次ぐ大名詰め所。衝立(ツイタテ)に松が描かれており,島津・伊達(ダテ)・細川など外様大名が詰めた。
- まつのやま 【松之山】 新潟県南部,東頸城(ヒガシクビキ)郡の町。豪雪地帯。松之山温泉がある。
- まつのゆき 【松の雪】 (1)松の枝葉に降り積もっている雪。 (2)「柳{(3)}」に同じ。
- まつのり 【松海苔】 紅藻類カクレイト目の海藻。潮間帯の岩上に生育。高さ約7センチメートル。二またに分かれて扇形に広がる。食用・糊料とする。
- のう-まつ [0] 【濃沫】 色をこく塗ること。また,厚化粧。「其は―の赤百合の上にこそ云ふべけれ/自然と人生(蘆花)」
- うち-まつ 【打ち松】 かがり火にたく折った松。折り松。「―,おどろおどろしからぬ程におきて/源氏(篝火)」
- ざつのう 【雑納】 ⇒色代納(シキタイノウ) ; 【雑嚢】 種々雑多な物を入れて運ぶための袋。肩から掛ける布製のかばん。