まつのは-の 意味
読み方:
意味
携帯版
- 【松の葉の】
(枕詞)
常緑なので「いつとも分かぬ」「散りうせず」「久し」などに,また紅葉しないので「つれなし」にかかる。「―いつとも分かぬ恋もするかな/古今(恋一)」「―つれなき山も暮るる年かな/続後撰(冬)」
- まつのは 【松の葉】 歌謡集。五巻。秀松軒編。1703年刊。組歌・長歌・端歌・吾妻浄瑠璃・投節など上方の三味線歌謡の歌詞を分類・集大成したもの。 ; 【松の葉】 (1)松の木の葉。まつば。 (2)寸志の意で,贈り物の包み紙の上に書く語。松の葉に包むほどわずかである意を表す。 「ほんの手土産,―ぢやと思うて下され/歌舞伎・助六」
- まつのはな 【松の花】 松の木の花。新しい枝の頂部に二~三個の雌花が,その下方に多くの雄花がついて花粉を散らす。﹝季﹞春。
- まつのはの 【松の葉の】 常緑なので「いつとも分かぬ」「散りうせず」「久し」などに,また紅葉しないので「つれなし」にかかる。 「―いつとも分かぬ恋もするかな/古今(恋一)」「―つれなき山も暮るる年かな/続後撰(冬)」
- まつのことのは 【松の言の葉】 〔古今集の仮名序に「松の葉の散りうせずして…」とあることから〕 和歌の異名。
- まつ-の-ことのは 【松の言の葉】 (古今集の仮名序に「松の葉の散りうせずして…」とあることから) 和歌の異名。
- つのはず 【角筈】 弓または矢の筈を,動物の角で作ったもの。
- てつのはい 【鉄の肺】 密閉した耐圧容器内に患者を収容し,内圧を周期的に変化させて人工呼吸を行う器具の通称。多くは鉄製。小児麻痺などで,呼吸筋麻痺のある場合に用いる。ドリンガー呼吸器。
- ねつのはな 【熱の花】 高い熱が出たとき,唇や口もとにできる小さなはれもの。
- むつのはな 【六つの花】 〔結晶が六角形であるところから〕 雪の異名。
- つのはしばみ 【角榛】 カバノキ科の落葉低木。山地に生える。葉は倒卵形。雌雄同株で,春,葉に先立ち開花。果実は上端が角のようになった総包に包まれ,中に堅果があって食用になる。ナカハシバミ。
- まつのうち 【松の内】 正月の松飾りのある間。元旦から七日,あるいは一五日まで。﹝季﹞新年。《はらからの訪ひつ訪はれつ―/星野立子》
- まつのお-でら マツノヲ― 【松尾寺】 大阪府和泉市松尾寺町にある天台宗の寺。山号,阿弥陀山。役小角(エンノオヅノ)の創建と伝える。源義経が一ノ谷の戦いでの死者をまつって首堂を建立。織田信長が焼き打ちしたが,豊臣秀吉が再興。松尾観音。
- まつのお-やま マツノヲ― 【松尾山】 京都市西京区嵐山宮町の松尾大社の裏山。((歌枕))「ちはやぶる―の影みれば今日ぞ千歳のはじめなりける/後拾遺(雑六)」
- まつのこけ 【松の蘿】 サルオガセの古名。[和名抄]
- まつのま 【松の間】 江戸城本丸の大廊下に次ぐ大名詰め所。衝立(ツイタテ)に松が描かれており,島津・伊達(ダテ)・細川など外様大名が詰めた。