健筆 意味
- けんぴつ ◎
文章や文字をたくみに書くこと。詩や文章を次々に生み出すこと。
「―家」「―をふるう」
- 健立つ すくだつ (赤子が)すこやかに育っていく。 「介抱にて漸と―・たせ/浄瑠璃・壇浦兜軍記」
- 健祥 健勝
- 健羨 けんせん ◎ ひどくうらやむこと。 「世の人の尊重の的,―の府となる昔所謂お役人様/浮雲(四迷)」
- 健気 けなげ ①◎ 〔「けなりげ」の転〕 (1)心がけや態度がしっかりしているさま。現代では特に,幼く力の弱い者が,困難な状況で立派に振る舞うさまにいう。 「病弱な両親を助けて働く―な子供たち」 (2)武勇にすぐれているさま。勇ましいさま。 「弁慶さしも―なる人の太刀をだにも奪ひ取る/義経記 3」 (3)心がしっかりしているさま。毅然(キゼン)。 「我ハ少シモ志ヲ撓(タオ)メズ,不断―
- 健者 したたか者; 強か者; 健か者
- 健忘症 記憶喪失; 健忘
- 健聴者 けんちょうしゃ ③ 聴機能が正常な者。
- 健忘 けんぼう ◎ (1)よく物事を忘れること。忘れっぽいこと。 (2)〔医〕 記憶障害の一種。一定期間の記憶を再生できない症候。記憶喪失。
- 健胃 けんい ◎ 胃を丈夫にすること,また胃が丈夫であること。
例文
- また、戦後は推理小説専門の評論家としても健筆を揮った。
- 病床にあっても健筆を揮い、死去時には主筆の任にあった。
- 能、人形浄瑠璃にも詳しく、現代演劇の劇評にも健筆をふるう。
- 小林晋一郎はそうした論調を用意して健筆を振るうことが多い。
- 著作も多く、エッセイから翻訳など幅広い分野で健筆を振るった。
- 脇を固めるサブライターも藤井邦夫、鷺山京子が健筆を振るっている。
- 『美術新報』などの美術雑誌に健筆をふるい、明治後半から大正期の美術界をリードした。
- また、『上方はなし』誌上でも健筆を振るい、ユーモアに溢れた随筆を数多く掲載している。
- 上方落語の雑誌『上方はなし』同人となり、「中濱靜圃」の筆名で編集・執筆に携わり、健筆を振るった。
- 明治44年(1911年)に貴族院議員になるが大正2年(1913年)に政界を離れ、以降は評論家として健筆を揮った。