和らげる 意味
- やわらげる ④
(1)やわらぐようにする。
「緊張を―・げる」「男女の中をも―・げ/古今(仮名序)」
(2)わかりやすくする。平易にする。
「万葉集を―・げられけるもこの御すすめとぞ/十訓 7」
- 和らげること 減速; 償還; 緩和
- 和らげ やわらげ 難解な事柄を,やさしく説明すること。 「フンベツシニクキコトバノ―/天草本伊曾保」
- 苦痛を和らげるもの 慰め
- あらげる 【荒げる】 あららげる。 「声を―・げる」 〔本来は「あららげる」〕
- あららげる 【荒らげる】 荒々しくする。荒くする。 「声を―・げる」
- からげる 【絡げる・紮げる】 (1)紐(ヒモ)などで縛る。 「古新聞を紐で―・げる」「頭(カシラ)―・げ浄衣着て/平家 4」 (2)着物の裾(スソ)や袂(タモト)をまくり上げて,落ちないようにとめる。 「裾を―・げて走る」「尻を―・げる」 (3)縢(カガ)る。 「端を―・げる」
- しらげる 【精げる・白げる】 (1)玄米をついて白米にする。 「玄米を―・げる」 (2)みがいて仕上げをする。 「天の河原に橋柱,―・げ立つるやつき鉋/浄瑠璃・出世景清」
- たいらげる 【平らげる】 (1)乱れた世をしずめる。平定する。 「朝敵を―・げる」 (2)残さないで全部食べてしまう。 「フルコースを―・げる」 (3)平らにする。平坦にする。 「夕庭に踏み―・げず/万葉 3957」 〔「平らぐ」に対する他動詞〕
- やわらげる 【和らげる】 (1)やわらぐようにする。 「緊張を―・げる」「男女の中をも―・げ/古今(仮名序)」 (2)わかりやすくする。平易にする。 「万葉集を―・げられけるもこの御すすめとぞ/十訓 7」
- 平らげる たいらげる ④ (1)乱れた世をしずめる。平定する。 「朝敵を―・げる」 (2)残さないで全部食べてしまう。 「フルコースを―・げる」 (3)平らにする。平坦にする。 「夕庭に踏み―・げず/万葉 3957」 〔「平らぐ」に対する他動詞〕
- 柔らげる 柔らかくする; しなやかにする
- 荒らげる あららげる ④ 荒々しくする。荒くする。 「声を―・げる」
- ひっからげる 【引っ絡げる・引っ紮げる】 〔「ひっ」は接頭語〕 (1)紐(ヒモ)などで縛って束ねる。残らずひとまとめにする。 「家内―・げて,身代百目がものはなかり/浮世草子・桜陰比事 5」 (2)着物の裾をはしょる。 「尻―・げ腕捲(マク)り/滑稽本・七偏人」
- 引っからげる 結付ける; 括る; 縛める; 結わく; 搦める; 紮げる; 引っ絡げる; 結び付ける; むすび付ける; ふん縛る; 結びつける; 縛る; 引絡げる; 結わいつける; ゆい付ける; 括上げる; くくしあげる; 結び留める; 引っ括る; 引括る; 結い付ける; 絆す; 締める; 結い絡げる; 引っ紮げる; 括し上げる; 締め括る; 絡げる; 引紮げる; 引っくくる; 結える; 縛する; 結ぶ; 括
- はちくらげるい 【鉢水母類】 刺胞動物門の一綱。多くは,固着生活をするポリプ世代と遊泳生活をするクラゲ世代とが交代する。クラゲは一般に大形で,寒天質が厚い。刺胞から発射される毒針が人を刺す種がある。食用となる種もある。鉢虫類。真正クラゲ類。
例文
- 痛みを和らげるには何が効きますか?
- 時と思案はもっとも強い悲しみでも和らげる。
- 彼は話を和らげるために若干の冗談を必要とする。
- 泣くことは悲しみを和らげる。
- この薬は筋肉痛を和らげる。
- 誠実さの痛みを和らげる。
- どんな言葉も彼女の深い悲しみを和らげることはできない。
- 科学技術は人間と自然の対立関係を和らげることができなかった。
- 彼らの喧嘩の後、雰囲気を和らげるべく妻は冗談を言おうとやってみた。
- 高額品の値下げなどときれいごとをいっても、結局のところ新消費税への風当たりを和らげる口実にすぎない。