和泉砂岩 意味
- いずみさがん ④
中生代白亜紀後期に,四国北部より淡路島・和泉山脈を連ねる地方に堆積(タイセキ)した地層中にみられる岩石。砂岩が大部分で,頁岩(ケツガン)・礫岩(レキガン)なども含む。砂岩は和泉石として石材にする。
- 砂岩 さがん ① 砕屑岩の一。石英・長石などの砂粒(径2ミリメートル未満の砕片)が堆積・固結してできた岩石。土木建築用石材・砥石(トイシ)材料とする。しゃがん。 ; しゃがん ①◎ ⇒さがん(砂岩)
- 和泉 いずみ (1)旧国名の一。大阪府南部に相当。五畿内の一。泉州(センシユウ)。 (2)大阪府南部の市。和泉国の国府がおかれた地。既製服・織物工業などが発達。信太(シノダ)の森がある。
- 硬砂岩 こうさがん ③ 岩片や泥質の基質を多く含む淘汰度の悪い砂岩。グレー-ワッケ。
- 和泉流 いずみりゅう 狂言流派の一。慶長(1596-1615)の頃,山脇和泉守元宣(モトヨシ)が尾張徳川家に仕えて始めたといわれる。宗家のほかに野村又三郎家・野村万蔵家・三宅藤九郎家がある。
- 和泉石 いずみいし ③ 大阪府泉南郡阪南町付近より産する緑灰色の砂岩。石質は硬く,石材とする。 →和泉砂岩
- 海緑石砂岩 緑砂; 海緑石砂岩層; 緑色砂
- 珪質砂岩 硅質砂岩
- 硅質砂岩 珪質砂岩
- 和泉山脈 いずみさんみゃく 大阪府と和歌山県の境を東西に走る山脈。最高峰は岩湧山(イワワキサン)(海抜897メートル)。
- 和泉式部 いずみしきぶ 平安中期の女流歌人。大江雅致(マサムネ)の女(ムスメ)。和泉守橘道貞と結婚,小式部内侍を生む。冷泉院の皇子為尊(タメタカ)親王(977-1002)・敦道(アツミチ)親王(981-1007)の寵(チヨウ)を受け,両親王薨御(コウギヨ)後は,一条天皇中宮彰子に出仕。のち,藤原保昌(958-1036)と再婚,夫の任地で没。恋の哀歓を直截(チヨクセツ)に詠んだ女性として名高い。生没年未
- 真木和泉 まきいずみ (1813-1864) 幕末の尊攘派の志士。久留米水天宮の祠官。名は保臣。通称,和泉守。七卿落ちの際,ともに長州藩に逃れる。蛤御門(ハマグリゴモン)の変で敗れ,天王山で自殺した。
- 海緑石砂岩層 緑砂; 海緑石砂岩; 緑色砂
- 和泉式部日記 いずみしきぶにっき 日記。一巻。和泉式部作とされるが後人説もある。1008年頃成立か。敦道(アツミチ)親王との恋愛生活をつづったもの。物語的構想で統一されている。和泉式部物語。
- 和洋 わよう ①◎ 日本と西洋。日本風と西洋風。 「―とりまぜての献立」
- 和洋女子大学 わようじょしだいがく 私立大学の一。1897年(明治30)創立の和洋裁縫女学院を源とし,1928年(昭和3)和洋女子専門学校として設立。49年現名の新制大学となる。本部は市川市。
- 和洋折衷 わようせっちゅう ◎①④ 日本風と西洋風の様式をとりまぜること。 「―の建物」
例文
- 石材は和泉砂岩を使用し、敷石やアーチ部分の内輪石には直方体状の石材が使用されている。