どうじょう-じ 意味
- ダウジヤウ―
【道成寺】
(1)和歌山県日高郡川辺町にある天台宗の寺。山号,天音山。701年の開創と伝えられる。開基は義淵。安珍(アンチン)・清姫(キヨヒメ)の伝説で名高い。
安珍清姫
(2)能の一。四番目物。恋に破れた女の恨みと死後の執念の恐ろしさを描く。紀州道成寺の釣り鐘の再興供養に女の怨霊が白拍子の姿で現れ,乱拍子を舞い,蛇体となって供養を妨げるが,僧の祈りで退散する。
(3)能の「道成寺」によった歌舞伎舞踊。「百千鳥(モモチド+もっと...リ)娘道成寺」「傾城道成寺」「二人道成寺」「奴道成寺」など多数あるが,長唄の「京鹿子(キヨウガノコ)娘道成寺」がよく知られ,その通称となっている。
関連用語
ぞうじょう-じ: ゾウジヤウ― 【増上寺】 東京都港区芝公園内にある浄土宗鎮西流の大本山。山号,三縁山。徳川将軍家の菩提所。空海の弟子宗叡の開創した真言宗光明寺を,1385年浄土宗増上寺と改める。江戸時代に関東の浄土宗を統括する寺院となり,上野の寛永寺と権勢を競った。
ほうじょう-じ: ホフジヤウ― 【法成寺】 京都市左京区の鴨川の西岸にあった寺。1022年藤原道長の建立。顕・密・浄・禅諸宗の混在した寺で,道長は無量寿院に住した。たびたび火災にあい,南北朝時代に廃絶。通称,京極御堂(ミドウ)・御堂。
じょう-どうじ: ジヤウ― [3] 【上童子】 寺で召し使う少年のうち,出自(シユツジ)などの理由で最上級とされたもの。仏事の手伝いなどをする。
どうじょう: 【道場】 (1)武芸の練習や,修養・訓練などを行う場所。 「町―」「ヨーガ―」 (2)〔仏〕(ア)釈迦が悟りをひらいた場所。菩提道場。(イ)修行をする建物や施設。(ウ)寺院の別名。(エ)特に中世の真宗などで,寺院に準ずる役割を果たす施設。 ; 【同上】 (1)前に記したことと同じであること。同前。 「―の理由により」 (2)図表や書式などで,記号的に用いて,上記のことと同じであ
どうじょうじ: 【道成寺】 (1)和歌山県日高郡川辺町にある天台宗の寺。山号,天音山。701年の開創と伝えられる。開基は義淵。安珍(アンチン)・清姫(キヨヒメ)の伝説で名高い。 →安珍清姫 (2)能の一。四番目物。恋に破れた女の恨みと死後の執念の恐ろしさを描く。紀州道成寺の釣り鐘の再興供養に女の怨霊が白拍子の姿で現れ,乱拍子を舞い,蛇体となって供養を妨げるが,僧の祈りで退散する。 (3)能の「道成寺」
しょうじょう-じ: シヨウジヤウ― 【証誠寺】 (1) 千葉県木更津市にある浄土真宗本願寺派の寺。山号,護念山。慶長年間(1596-1615)の開創。野口雨情作詩・中山晋平作曲の童謡「証誠寺の狸ばやし」の舞台。 (2) 福井県鯖江(サバエ)市横越町にある浄土真宗山元派の本山。山号,山元山。親鸞が越後に配流される途中布教した地を,のち善鸞が住して教化にあたったという。1475年現在地に移転。
ざどうじょう: 【座道場・坐道場】 仏道修行して悟りを開くこと。
ざ-どうじょう: ―ダウヂヤウ [2] 【座道場・坐道場】 仏道修行して悟りを開くこと。
じょうどうじ: 【上童子】 寺で召し使う少年のうち,出自(シユツジ)などの理由で最上級とされたもの。仏事の手伝いなどをする。
どうじょうけ: 【堂上家】 「堂上{(2)}」に同じ。
どうじょうは: 【堂上派】 江戸時代の和歌の一派。二条家歌学を受け継いだ細川幽斎から古今伝授を受けた宮廷歌人の系統。智仁親王・中院通勝・烏丸光広・三条西実条・飛鳥井雅章など。 ⇔地下(ジゲ)派
どうじょう-かた: ダウジヤウ― [0] 【堂上方】 「堂上{ (1) }」に同じ。
どうじょう-け: ダウジヤウ― [3] 【堂上家】 「堂上{ (2) }」に同じ。
どうじょう-てん: ダウジヤウ― [3] 【堂上点】 博士家点
どうじょう-は: ダウジヤウ― 【堂上派】 江戸時代の和歌の一派。二条家歌学を受け継いだ細川幽斎から古今伝授を受けた宮廷歌人の系統。智仁親王・中院通勝・烏丸光広・三条西実条・飛鳥井雅章など。 地下派