いいつくろう 意味
- 【言(い)繕う】
言葉巧みにごまかす。
「その場をうまく―・う」
‖可能‖ いいつくろえる
- かいつくろう 【掻い繕ふ】 〔「かきつくろふ」の転〕 身なりや服装をきちんと整える。 「僧衣―・ひて,座の末にまゐれり/読本・雨月(仏法僧)」 かいつけ カヒ― アワビの異名。[日葡]
- いいつく 【言ひ付く】 ※一※ (動カ四) (1)言葉をかける。言い寄る。 「女車のありけるに―・きにけり/伊勢 129」 (2)男女が親しい仲になる。 「その武蔵なむのちはかへりごとはして―・きにける/大和 103」 ※二※ (動カ下二) ⇒いいつける
- いいつくす 【言い尽(く)す】 言うべきことをすべて言う。 「言葉ではとても―・すことができない」 ‖可能‖ いいつくせる
- いい-つくろ・う イヒツクロフ [5] 【言(い)繕う】 (動ワ五 [ハ四] ) 言葉巧みにごまかす。「その場をうまく―・う」 [可能] いいつくろえる
- つくろう 【繕う】 〔動詞「作る」に接尾語「ふ」の付いた「つくらふ」の転〕 (1)破れたりこわれたりしている所をなおす。修理する。修繕する。 「靴下を―・う」 (2)見ておかしくないように外見をととのえる。乱れをなおす。 「髪を―・う」「身なりを―・う」 (3)失敗などがわからないようにうわべをととのえる。 「その場を―・って言い逃れる」「世間体を―・う」 (4)病気や傷を治療する。手当
- みつくろう 【見繕う】 (1)品物などを適当に選んで整える。 「夕食のおかずを―・う」 (2)見さだめて,態勢を整える。見はからう。 「嶮岨に待て戦んと―・ふ処に/太平記 26」 ‖可能‖ みつくろえる
- かいつくろい 【掻い繕ひ】 介添え役の女房。かしづき。 「―ふたり/枕草子 92」
- かきつくろう 【掻き繕う】 「つくろう」を強めていう語。かいつくろう。 「襟元を―・う」
- とりつくろう 【取(り)繕う】 〔「とり」は接頭語〕 (1)破れたところをちょっと直す。修繕をする。 「障子の破れを―・う」 (2)外見だけ飾って,体裁をよくする。 「人前を―・う」 (3)過失などを,その場だけなんとかうまくごまかす。 「失言をなんとか―・う」 (4)身なりを整える。 「御髦(ヒゲ)なども―・ひ給はねばしげりて/源氏(柏木)」 ‖可能‖ とりつくろえる
- なでつくろう 【撫で繕ふ】 髪などをなでて整える。なでるように大事に整える。 「女(ムスメ)を,昼より乳母と二人―・ひ立てたれば憎げにもあらず/源氏(東屋)」
- ひきつくろう 【引(き)繕う】 (1)身だしなみをきちんとする。体裁を整える。 「衣紋(エモン)を―・う」 (2)気取った態度をとる。 「躬(ミズカラ)は淑(シトヤ)かに―・へる娘あり/金色夜叉(紅葉)」
- 取りつくろう 補修する; 手入れする; 修復する; 修造する; リニューアルする; 取り繕う; 改修する; 修築する; 手入する; 修繕する; とり繕う; 修補する; 修覆する; 修理する
- いつく 【斎く・傅く】 (1)心身の汚れを去り神に仕える。《斎》「此の三柱の神は,胸形君等の以ち―・く三前の大神なり/古事記(上)」 (2)神に仕えるような気持ちで大事に世話をする。《傅》「海神(ワタツミ)の神の命のみくしげに貯ひ置きて―・くとふ玉にまさりて/万葉 4220」 ; 【居着く】 (1)外から来たものがそのままそこに住むようになる。住みつく。 「野良猫が―・いてしまった」 (
- うわべをつくろうこと 形式主義
- ろう-いつ ラウ― [0] 【労逸】 苦労と安逸。骨折りと楽しみ。