うちちがえる 意味
- 【打(ち)違える】
(1)間違えて打つ。
「キーを―・える」
(2)交差させる。
「紐(ヒモ)を―・えてかける」
(3)刀などで打ち合う。
「懸ては―・えて死(コロ)し/太平記 16」
- うちちがい 【打(ち)違い】 (1)間違えて打つこと。うちまちがい。 「タイプの―」 (2)交差すること。ぶっちがい。
- うちちがう 【打(ち)違う】 ※一※ (動ワ五[ハ四]) (1)間違えて打つ。 (2)交差する。 ※二※ (動ハ下二) ⇒うちちがえる
- ちがえる 【違える】 (1)一致しないようにする。変える。 「クラスごとに帽子の色を―・える」 (2)判断や行動を誤る。まちがえる。 「どうも日を―・えたようだ」「道を―・えたらしい」「見通しを―・えてしまった」 (3)筋肉をねじるなどして痛める。 「足の筋を―・える」 (4)交わらせる。交差させる。 「上下よりたすきに―・へて/徒然 208」 (5)夢違えをする。 「(夢ヲ)―・ふ
- つちがえる 【土蛙】 カエルの一種。体長4~5.5センチメートル。背面は暗褐色で,背に線状やいぼ状の隆起があり,行動はゆっくりしている。水田や溝にすむ。日本の本州以南と朝鮮・中国に分布。いぼがえる。糞蛙。
- ねちがえる 【寝違える】 むりな姿勢で長時間寝たため,首や肩の筋をちがえて痛める。 「首を―・える」
- まちがえる 【間違える】 (1)誤りをする。やりそこなう。 「答えを―・える」「計算を―・える」 (2)他のものと取り違える。 「靴を―・える」「友達と―・えて肩をたたく」 〔「間違う」に対する他動詞〕
- みちがえる 【見違える】 見まちがえる。見あやまる。 「年頃になって―・えるようにきれいになった」
- うちがえ 【打ち飼へ】 (1)「うちがい(打飼){(1)}」に同じ。 (2)「打ち飼い袋」に同じ。 「腰に巻きし―より香箱を出せば/浮世草子・禁短気」
- いいちがえる 【言(い)違える】 まちがえて言う。言い誤る。 「番号を―・える」
- いれちがえる 【入れ違える】 (1)間違って入れる。 「中身を―・える」 (2)互い違いになるように入れる。 〔中世後期にはヤ行にも活用した。「ニンジュヲイレチガユル/日葡」〕
- おきちがえる 【置き違える】 misplace; put<a thing> in a wrong place.
- ききちがえる 【聞(き)違える】 人の言葉を聞いて,他の言葉として受け取る。 「話を―・える」
- くみちがえる 【組(み)違える】 (1)組み方をまちがえる。 「活字を―・える」 (2)交互に組む。交差して組む。 「膝を膝に乗せて―・へると/湯島詣(鏡花)」
- さしちがえる 【差(し)違える】 (1)入れ違える。誤って他の方へ差し入れる。 (2)相撲で,行司が判定を誤って負けの力士の方へ軍配を上げる。 (3)入れ違いにする。交差させる。交錯させて置く。 「三尺の御几帳一よろひを―・へて/枕草子 278」 ; 【刺(し)違える】 互いに相手を刀などで刺し合って死ぬ。 「敵の大将と―・える」
- とりちがえる 【取(り)違える】 (1)まちがえて他の物を手に取る。 「弟のかばんと―・えて持ってきてしまった」 (2)話の内容や意見をまちがえて理解する。誤解する。 「話の内容を―・える」 (3)たがいちがいにする。取りかわす。 「諏方五郎と播州とは手に手を―・へ/太平記 29」