かきとる 意味
- 【書(き)取る】
(1)書いてあるものを見て書き写す。
「古文書を―・る」
(2)話す言葉を聞いて書き記す。
「演説を―・る」
‖可能‖ かきとれる
- ききとる 【聞(き)取る・聴(き)取る】 (1)音声や話を聞いてはっきり理解する。 「雑音がひどくてよく―・れない」 (2)事情がわかるように聞く。 「関係者からそのときの様子を―・る」 (3)聞いてよく記憶する。 「しばしも弾き給はなむ,―・る事もや/源氏(常夏)」 ‖可能‖ ききとれる
- こきとる 【扱き取る】 しごいて取る。むしり取る。 「稲穂を―・る」
- すきとる 【剥き取る】 薄く切り取る。 「皮を―・る」 ‖可能‖ すきとれる ; 【梳き取る】 櫛(クシ)ですいて,髪の毛に付いた汚れを除き取る。
- だきとる 【抱(き)取る】 (1)受けとって,自分の腕にだく。 「赤ん坊を―・る」 (2)だきとめる。 「あやまちすなと,―・り―・り制すれば/狂言記・老武者」
- ぬきとる 【抜(き)取る】 (1)引き抜いて取り出す。 「本棚から本を―・る」「釘を―・る」 (2)引き抜いて盗む。 「現金書留を―・られた」 (3)城などを攻めおとす。 「三つの城を―・りつ/日本書紀(継体訓)」 ‖可能‖ ぬきとれる
- ひきとる 【引(き)取る】 (1)その場所からのく。退く。 「お―・り下さい」 (2)自分の手もとに引き受ける。受け取る。 「遺児を―・る」「売れ残った品を―・る」 (3)話などのあとを受けつぐ。 「話を―・る」 (4)引っ張って取る。奪い取る。 「糸を―・りて,ものゆひなどして/枕草子 39」 ‖可能‖ ひきとれる ︱慣用︱ 息を―
- ふきとる 【拭き取る】 布や紙でふいて汚れなどを取り去る。ぬぐい取る。 「足跡を―・る」「汗を―・る」 ‖可能‖ ふきとれる
- まきとる 【巻(き)取る】 巻いて他の物へ移しとる。 「糸を糸巻きに―・る」「フィルムを―・る」 ‖可能‖ まきとれる
- 抜きとる 切り抜く; 引張出す; 抜く; 抜き上げる; 引き出す; 引ん抜く; 抜き取る; 抜き出す; 掴み出す; 引っこ抜く; 引っ張り出す; 引抜く; 抜去る; 取り出す; 引っこぬく; 取出す; 引きずり出す; 摘出する; 引出す; 摘む; 抜きさる; 引く; 扱ぐ; 抜き去る; 引張り出す; 引っぱり出す; 抜取る; とり出す; 取り出だす; 引き摺り出す; 引張る; 抜きだす; 引き抜く; 取
- 拭きとる ふき掃除する; 拭き取る; 拭去る; 水拭する; 拭い取る; ぬぐい取る; 拭いさる; 拭取る; 拭掃除する; 払拭する; ふき取る; 水拭きする; 拭い去る; 拭う; 拭き掃除する; 拭く
- 書きとる 謄写する; 書取る; 模写する; 模倣する; 写し取る; 象る; 模造する; 模する; 書写する; 書き写す; 複写する; 引き写す; 筆写する; 臨模する; 臨摸する; 写字する; 写しとる; 摸写する; 臨写する; 書写す; 写す; 写取る; 写照する; 書き取る; 摸する; 書きうつす; 摸造する; 模る; 文字に起こす; 複製する
- 聞きとる 捕捉する; 捕える; 聞き取る; かぎ分ける; 掴みとる; 捉える; 掴み取る; キャッチする
- かきとばす 【書(き)飛ばす】 (1)内容や文章を吟味せず,速く書く。 (2)書くべき部分を,うっかり抜かして書く。書き落とす。
- かきとめ 【書(き)止め】 文書の末尾の文言。「恐々謹言」「以下」など,文書の様式によって大体決まっている。 ; 【書留】 郵便物の特殊取扱の一。郵便物の引き受けから配達までの各過程を記録し,確実な送達を図る扱い。郵便物をなくしたり,棄損した場合には差出人に賠償がなされる。書留郵便。 →簡易書留(カンイカキトメ)
- かきとめる 【書(き)留める】 忘れないように書きつけておく。書きとどめる。 「約束を手帳に―・めておく」
例文
- 商業的な生産には樹皮に傷をつけてそこから分泌される樹脂を集めたり、樹皮をはいでその下の樹脂層をかきとる方法が行われる。