くせづく 意味
読み方:
意味携帯版
- 【曲付く】
曲節がある。調子がよい。
「今様歌は長うて―・いたり/枕草子 280」
- せづり 【瀬釣(り)】 川の瀬で,針を流しながらアユ・ハヤなどを釣ること。
- かせづえ 【鹿杖】 (1)先がふたまたになった杖。また,握りを横木にした撞木(シユモク)形の杖。 「―のふたまたなるにすがて/平家 3」 (2)念仏僧の持つシカの角を握りにした杖。
- ふかせづり 【ふかせ釣(り)】 錘(オモリ)をつけずに,または小さな錘を用いて,餌(エサ)の昆虫などが自然の状態で水面や水中にあるように見せて釣る方法。ふかし釣り。
- ことよせづま 【言縁せ妻】 自分の妻だとうわさされている女。 「里人の―を荒垣のよそにや我(ア)が見む/万葉 2562」 〔後世「言寄せ妻(=言イ寄ッタ女)」と解された〕
- づく 【付く】 〔動詞五[四]段型活用。動詞「付く」の転〕 名詞またはこれに準ずる語に付く。 (1)そのような状態になる,そういう様子が強くなる意を表す。 「秋―・く」「調子―・く」 (2)そういう事が頻繁に起こる,しょっちゅうそういう状態になるの意を表す。 「お客―・いている」 ; 【尽く】 ⇒ずく(接尾)
- くせ 【曲瀬】 川の浅瀬の石の多い所。 「玉―の清き川原にみそぎして/万葉 2403」 ; 【救世】 〔「くぜ」「ぐせ」「ぐぜ」とも〕 〔仏〕 (1)衆生(シユジヨウ)を苦悩から救うこと。 (2)仏・菩薩の通称。 (3)観世音菩薩のこと。 ; 【曲】 〔「癖(クセ)」と同源〕 (1)(普通「クセ」と書く)能で,一曲の中心的な部分。先行芸能である曲舞(クセマイ)をとりいれ,
- えづく 【餌付く】 鳥や動物が人になれて,与えた餌(エサ)を食べるようになる。 「野鳥が―・いた」
- きづく 【気付く】 (1)それまで意識になかったことに,思いが及ぶ。気がつく。 「ミスに―・く」「忘れ物に―・く」 (2)意識を取り戻す。正気(シヨウキ)にかえる。気がつく。 「気絶シテ―・キマシテコサル/交隣須知 3」
- こづく 【小突く・小衝く】 (1)指先や拳骨(ゲンコツ)などで少し突く。肩やひじなどで少し押す。また,軽くたたく。 「ちょっと―・いただけだ」 (2)いじわるして苦しめる。いじめる。 「最(モ)う目の敵にして,―・く/婦系図(鏡花)」
- しづく 沈む
- つく-づく [3] [2] 【熟・熟熟】 (副) (「つくつく」とも) (1) 深く考えたり,痛切に感じたりするさま。よくよく。「―(と)考えてみる」「眼(マナコ)を閉て―過越方(スギコシカタ)を想ひ返せば/滝口入道(樗牛)」 (2) 注意してものを見るさま。また,物事に熱心に集中するさま。じっと。「―(と)写真を見る」「お藤さんは―と聞き惚れて/続風流懺法(虚子)」 (3) なすこと
- つづく 【続く】 ※一※ (動カ五[四]) 〔上代は「つつく」と清音か〕 (1)同じ状態が保たれる。 「天気が―・く」「交際が―・く」「体力が―・かない」 (2)同種のものがとぎれずに連なる。 「山並みが―・く」 (3)同様の物事が間をおかずに繰り返して起きる。また,別のことがすぐに起きる。 「不祥事が―・く」「地震に―・いて火事が起こる」 (4)ある物や場所が隣り合った状態にある。
- づくし 【尽(く)し】 〔動詞「尽くす」の連用形から〕 名詞に付いて,それと同類のものをすべてあげる意を表す。 「国―」「花―」
- づくめ 【尽くめ】 ⇒ずくめ(接尾)
- どづく 【ど突く】 〔「ど」は接頭語。「どつく」とも〕 激しく突く。こずく。なぐる。 「背中のあたり七八百,一貫ばかり―・けども,―・けども出ざりけり/仮名草子・竹斎」 〔現代語でも関西系の言い方として行われる〕