くせに 意味
- 【癖に】
〔名詞「癖(クセ)」に格助詞「に」が付いたもの。主として話し言葉で用いられる〕
活用語の連体形,格助詞「の」に付いて,一語の助詞のように用いられる。
(1)文中にあって,接続助詞的に用いられる場合。非難したり責めなじったりする気持ちを込めて,逆接条件を表す。…にもかかわらず。…のに。
「大した金もない―,大きなことを言うな」「弱い―,からいばりするな」「男の―,からきしいくじがないんだから」
(2)文末にあって,終助詞的に用いられる場合。非難・くやしさなどの気持ちを込めて,「…であるのに」の意を表す。
「なにさ,さっきは泣いてた―」「おだまりなさい。子供の―」
〔「くせに」は,それによって結ばれる前文と後文とが同一の主語の場合に限られる。それに対して,「のに」は,前文と後文とが異なった主語の場合にも用いられる。こういう点で,「くせに」の方が「のに」よりも用法が限られる。意味の上でも,「くせに」は,「のに」よりも非難する気持ちが強い〕
- くせになる 習慣になる; 慣れる
- ろくせにち 【六施日】 ⇒六斎日(ロクサイニチ)
- せにゅう 【施入】 布施の物を贈ること。施しをすること。また,その物。
- たよせに (1)はるかに離れているさま。 「天照大神を―拝みたまふ/日本書紀(天武訓)」 (2)事のついでに。 「忍びかね摘み知らするを女郎花―折ると思ひ疎むな/久安六年百首」
- ろく-せにち [3] 【六施日】 六斎日
- 幸せに暮す 楽しく暮す
- くせ 【曲瀬】 川の浅瀬の石の多い所。 「玉―の清き川原にみそぎして/万葉 2403」 ; 【救世】 〔「くぜ」「ぐせ」「ぐぜ」とも〕 〔仏〕 (1)衆生(シユジヨウ)を苦悩から救うこと。 (2)仏・菩薩の通称。 (3)観世音菩薩のこと。 ; 【曲】 〔「癖(クセ)」と同源〕 (1)(普通「クセ」と書く)能で,一曲の中心的な部分。先行芸能である曲舞(クセマイ)をとりいれ,
- うつぶせにしたり あおむけにしたり
- うつぶせにする 伏せる; 下を向ける
- この上なく幸せに 穏やかに; 満足げに
- 押せ押せになる 押せ押せ
- あくせ 【悪世】 悪事の行われる乱れた世の中。
- あし-くせ [0] 【足癖】 (1) 歩き方や足の置き方のくせ。「―の悪い馬」 (2) 相撲で,足を使う技。
- いくせ 【幾瀬】 (1)いくつかの浅瀬。 「―をすぎて思ひいづらむ/金葉(恋下)」 (2)多くのこと。多くの機会。かずかず。 「それは―の物案じ/浄瑠璃・夕霧阿波鳴渡(上)」
- かくせ 【角背】 上製本の背に丸みをつけず,平らに製本したもの。薄い書物向き。かくぜ。 ⇔丸背(マルセ)
例文
- てめえ、三下のくせに口を出すんじゃねえ。
- 牙もないくせに吠えまくる犬とは違うんだ。
- 警官のくせに泥棒を怖がるなんて。
- ずっとその話を避けてきたくせに。
- 全体的に鈍いくせに、意外なところに鋭いよね。
- 彼は太っているくせに声は細い。
- 新米のくせに大きな顔をするな。
- 彼は金持ちのくせに乞食のような生活をしている。
- 最近は、年下のくせにため口を聞く奴が多すぎる。
- 俺のこと何も知らないくせに。