くせまい 意味
- 【曲舞】
南北朝・室町時代に盛行した白拍子系と考えられる芸能。少年や女性が立烏帽子(タテエボシ)・水干(スイカン)・大口の男装をし,男は水干の代わりに直垂(ヒタタレ)で舞った。鼓を伴奏とする拍子が主体の謡と,扇を手にした簡単な所作の舞で,専業者のほか声聞師(シヨウモンジ)なども演じた。観阿弥は猿楽に取り入れ,現在,曲(クセ)として,その面影が能に残る。後期は幸若舞がその主流となった。
- せまい 【狭い】 〔「せばし」の転〕 (1)(空間的に)(ア)面積が少ない。 「―・い庭」(イ)幅が短い。「―・い道路」 (2)(抽象的に)範囲が限られている。 「市場(シジヨウ)が―・い」「視野が―・い」「知識が―・い」「どうも―・い所だ。出てあるきさへすれば必ず誰かに逢ふ/坊っちゃん(漱石)」 (3)(精神的に)ゆとりがない。狭量である。 「―・い了見の持ち主」「―・イ心/ヘボン」
- あわせまい 【合(わ)せ米】 江戸時代,正租に付加して徴収された一種の付加税。運送中の減量を見込んで余分に量り入れた米。1716年に制度化された。込米(コミマイ)。
- いせまいり 【伊勢参り】 伊勢神宮へ参詣(サンケイ)すること。時候のよい春が多かった。伊勢参宮。﹝季﹞春。
- 所せまい 少ない; 細やか; 少い; 褊狭; 狭い; 手狭; ちっちゃい; 零細; 小さい; 小っちゃい; 狭窄; 小柄; 少な; ささやか; 狭小; 小さやか; 偏狭; 狭隘; 所狭い; 眇々たる; 細目; 小ちゃい; 小作り; せせこましい; 眇眇たる; 細か; 細め; 細い; 尠い; 小形; 微々たる; 小さ; 微微たる; ちっこい
- ところせまい 【所狭い】 場所が狭い。場所が狭い感じである。 「本などが―・いまでに積まれている」「さまざまの機器が―・しと並んでいる」
- くせ-まい ―マヒ [2] [0] 【曲舞】 南北朝・室町時代に盛行した白拍子系と考えられる芸能。少年や女性が立烏帽子(タテエボシ)・水干(スイカン)・大口の男装をし,男は水干の代わりに直垂(ヒタタレ)で舞った。鼓を伴奏とする拍子が主体の謡と,扇を手にした簡単な所作の舞で,専業者のほか声聞師(シヨウモンジ)なども演じた。観阿弥は猿楽に取り入れ,現在,曲(クセ)として,その面影が能に残る。後期は
- いせま 【伊勢間】 伊勢地方に行われた柱間寸法。曲尺(カネジヤク)五尺八寸(約177センチメートル)を一間(イツケン)とする。 →京間
- せまし 【狭し】 ⇒せまい
- せまる 【迫る・逼る】 (1)間隔が小さくなる。 「―・った眉」「峡―・り水窄(セバ)まり/日本風景論(重昂)」 (2)すぐ近い所まで寄る。 「危険が―・る」「敵陣に―・る」「裏に崖の―・った土地」「核心に―・る」「禿山が一つ,群を抜きんでて眉に―・る/草枕(漱石)」 (3)時刻・期限などが近づく。 「締め切りが―・る」 (4)それとほとんど違わなくなる。 「兄弟子に力量が―・る」「真
- せま・い [2] 【狭い】 (形) [文] ク せま・し (「せばし」の転) (1) (空間的に)(ア)面積が少ない。「―・い庭」(イ)幅が短い。「―・い道路」 (2) (抽象的に)範囲が限られている。「市場(シジヨウ)が―・い」「視野が―・い」「知識が―・い」「どうも―・い所だ。出てあるきさへすれば必ず誰かに逢ふ/坊っちゃん(漱石)」 (3) (精神的に)ゆとりがない。狭量である。「
- せま・し 【狭し】 (形ク) せまい
- せま・る [2] 【迫る・逼る】 (動ラ五 [四] ) (1) 間隔が小さくなる。「―・った眉」「峡―・り水窄(セバ)まり/日本風景論(重昂)」 (2) すぐ近い所まで寄る。「危険が―・る」「敵陣に―・る」「裏に崖の―・った土地」「核心に―・る」「禿山が一つ,群を抜きんでて眉に―・る/草枕(漱石)」 (3) 時刻・期限などが近づく。「締め切りが―・る」 (4) それとほとんど違わなく
- せま-えり [0] 【狭襟】 和服の襟型の一。背中心から襟先まで同じ幅に仕立てた襟。男物・子供物・女性の普段着に用いる。棒襟。 広襟 広襟.html">広襟
- はば-せま [0] 【幅狭】 (名・形動) (「はばぜま」とも) 普通より幅の狭い・こと(さま)。
- あせまみれ 【汗塗れ】 全身が汗でぐっしょりぬれること。 「―になって働く」
例文
- 曲舞(くせまい) - 清水寺縁起。
- 後に早歌(そうが)や曲舞(くせまい)などの起こる素地ともなった。
- 幸若舞(こうわかまい)は、室町時代に流行した語りを伴う曲舞(くせまい)の一種。
- そのような状況のなか、大和猿楽の一座である結崎座より 観阿弥(觀阿彌)が現れ、旋律にとんだ「曲舞(くせまい)」(白拍子の芸)などを導入して従来の猿楽に大きな革新をもたらした。