けしとめる 意味
- 【消し止める】
(1)燃え広がろうとする火を防ぎとめる。
「羽目板を焼いただけで―・めた」
(2)うわさなどが広がるのをくいとめる。
「業界内部で―・める」
- おしとめる 【押(し)止める】 「おしとどめる」に同じ。 「実行に移るのを―・める」
- さしとめる 【刺(し)止める】 (1)突き刺して動かないようにする。 「昆虫の標本を虫ピンで―・める」 (2)刺し殺す。 「重季も心緩(ユル)さず,すわといはば―・めんと/読本・弓張月(前)」 ; 【差(し)止める】 (1)ある動作をやめさせる,禁止する。 「出版を―・める」「出入りを―・められる」 (2)船を停泊させる。 「けふは難波に船―・めて/源氏(澪標)」
- しとめる 【仕留める・為留める】 討ち取る。殺す。また,比喩的に,やっつける。片付ける。 「クマを―・める」「最後の打者を―・める」
- 差しとめる 防止する; 阻害する; 阻む; 押し留める; 防ぐ; 押える; 禁じる; 押し止める; 禁ずる; 禁止する; 差止める; 妨げる; 阻止する; さし止める; 差し止める; 押留める; 邪魔する; 押止める; 押さえる; 防遏する; 押しとどめる; 阻礙する; 禁断する; 阻碍する; 封じる
- しと・める [3] 【仕留める・為留める】 (動マ下一) [文] マ下二 しと・む 討ち取る。殺す。また,比喩的に,やっつける。片付ける。「クマを―・める」「最後の打者を―・める」
- さしとめ 【差(し)止め】 さしとめること。禁止。 「出入り―」
- しとおとめ 【死と乙女】 〔原題(ドイツ) Der Tod und das Mädchen〕 (1)シューベルトの歌曲。1817年作曲。クラウディウス(M. Claudius)の詩による。 (2)シューベルトの弦楽四重奏曲第一四番ニ短調の通称。1824年作曲。第二楽章の変奏主題に{(1)}の伴奏部の旋律が使われていることからこの名がある。
- とめる 【止める・留める・停める】 (1)動いているもの,機能しているものを動かないようにする。停止させる。《止・停》「エンジンを―・める」「足を―・める」 (2)継続している動き・動作や状態を中断する。《止・停》「息を―・めて水にもぐる」「痛みを―・める薬」「原料の供給を―・める」 (3)ある動作をすることを制止・禁止する。動き出そうとするものを,やめさせる。《止・停》「子供のけんかを―・める
- けしとぶ 【けし飛ぶ】 (1)(「消し飛ぶ」とも書く)勢いよく飛んでゆく。ふっとぶ。 「円高で利益が―・んだ」「蹴られて叫ぶ将衡は…三間許(バカリ)―・ばされて/読本・八犬伝 9」 (2)つまずいてよろめく。 「逆木(サカモギ)に―・んで倒れければ/平治(中)」
- いとめる 【射止める】 (1)うまく射あてて捕らえる。射殺す。 「一発で獲物を―・める」 (2)(希少価値のあるものを)うまく自分のものにする。獲得する。 「一等の賞金を―・める」「社長令嬢を―・める」
- うけとめる 【受(け)止める】 (1)飛んできた物や落ちてきた物を手や腕で支えて進行を止める。 「ボールを―・める」 (2)攻撃を食い止める。防ぐ。 「猛烈な突っ張りをがっちり―・める」 (3)外からの働きかけを受けてそれに対応する。取り組む。 「自分自身の問題として―・める」
- うちとめる 【打(ち)止める・打(ち)留める】 (1)釘(クギ)などを打ちつけてとめる。 「看板を釘で―・める」 (2)興行を終える。 「興行を月末で―・める」 (3)(多く「撃ち止める」「討ち止める」と書く)敵や獲物を銃や刀を使って確実に殺す。 「一発で―・めた」
- かきとめる 【書(き)留める】 忘れないように書きつけておく。書きとどめる。 「約束を手帳に―・めておく」
- ききとめる 【聞(き)留める】 聞いて心にとめる。 「内容をしっかりと―・める」
- くいとめる 【食(い)止める】 好ましくない物事の侵入・進行を途中で防ぎとめる。 「敵の侵入を―・める」「建物の崩壊を―・める」