宇宙速度 意味
- うちゅうそくど ④
(1)(第一宇宙速度)地表に近い円軌道になるために必要な速度。地表では毎秒7.9キロメートル。衛星速度。円軌道速度。
(2)(第二宇宙速度)地表に近い近地点をもつ放物線軌道になるために必要な速度。地球からの脱出速度ともいわれる。毎秒11.2キロメートル。
(3)(第三宇宙速度)太陽系から脱出するための速度。毎秒16.7キロメートル。
- 宇宙 うちゅう ① 〔「荘子(知北遊)」「淮南子(斉俗訓)」などによる。「淮南子(斉俗訓)」のように「宇」を空間,「宙」を時間とする説や「宇」を天,「宙」を地とする説などがある〕 (1)(ア)すべての天体を含む空間の広がり。特に,地球の大気圏外。(イ)〔物〕 物質とエネルギーが存在する空間。 (2)存在する事物の全体。また,それを包む空間。天地万物。森羅万象。全世界。 (3)〔哲〕 一定の秩
- 宇宙― ケネディ-うちゅうセンター ―ウチウ― 【―宇宙―】 (Kennedy Space Center) アメリカ,フロリダ半島の東岸,ケープ-カナベラルに建設された大ロケット発射場。各種宇宙ロケットの組立てや発射・追跡などを行う。KSC 。
- 速度 そくど ① (1)物の進む速さ。 「自動車の―」「最高―」 (2)物事の進み具合。 「講義の―を早める」 (3)〔物〕 〔velocity〕 物体の単位時間あたりの位置変化。位置変化は距離だけでなく方向をも含めてベクトルで表されるので速度もベクトル量である。速度の大きさ(絶対値)を速さという。位置変化でない他の量の時間的変化の割合を表すにも速度という語を用いる。例えば,角速度・面
- 光速度 こうそくど ③ ⇒光速(コウソク)
- 円速度 えんそくど ③ ⇒宇宙速度(ウチユウソクド)(1)
- 初速度 しょそくど ② 運動する物体の,運動を始めた瞬間における速度。
- 加速度 かそくど ③② (1)一定時間についての速度変化の割合。 (2)次第に増していく速さ。 「―がつく」
- 大宇宙 だいうちゅう ③ (1)大きな宇宙。広大無辺の宇宙。 (2)〔macrocosm〕 人間の構造と,宇宙の構造との間に類比・照応を認め,人間を小宇宙とするのに対し,全体としての宇宙をいう。
- 宇宙人 うちゅうじん ② SF などで,地球以外の天体に存在すると考えられている人間型の知的生命体。
- 宇宙塵 うちゅうじん ② 宇宙空間に散在する微粒子状物質の総称。恒星からの光を吸収・散乱することにより認められた。巨星や原始星から放出されるほか,新星爆発の際に大量につくられる。
- 宇宙機 宇宙船; 宇宙旅行船
- 宇宙線 うちゅうせん ◎ 宇宙から地球に降りそそぐ高エネルギーの放射線の総称。陽子を主体とした宇宙からの入射線を一次宇宙線,それらが大気中の原子核と衝突して生じた多数の中間子・電子・γ線・ニュートリノなどを二次宇宙線という。
- 宇宙船 うちゅうせん ◎ 宇宙空間に打ち上げられ,長時間人間を乗せて運航する飛行体。
- 宇宙観 世界観
- 宇宙論 うちゅうろん ② 〔cosmology〕 宇宙の起源・構造・終末などについての理論の総称。宇宙を対象とした自然学として哲学や宗教の重要部門をなすが,現在では現代物理学的・天文学的研究をいう。コスモロジー。
例文
- 外宇宙速度で コースに乗った。
- 地球大気圏 離脱。 第二宇宙速度 切り替える。
- 太陽を回る人工惑星になるためには第二宇宙速度が必要である。
- アポロ13号 - 有人最速度記録マッハ33(第2宇宙速度)。
- それ以上の速度では楕円を描き (D)、第二宇宙速度以上の場合は地球の重力を振り切る (E)。
- 宇宙速度(うちゅうそくど)とは、宇宙で各種慣性飛行を行うために必要な最小初速度の大きさを言う。
- 隣星のケンタウルス座アルファ星まで、第三宇宙速度なら772世紀少々かかる計算で、容易に行き交うことは難しい。
- 特に、化学ロケットは技術的な制約により、多段式でなければ衛星軌道に達する(つまり、第一宇宙速度を得る)ことは困難である。
- 地表から水平に打ち出された砲弾は通常、地表に落下する (A) が、第一宇宙速度で打ち出された場合は人工衛星となる (C)。
- 巨大な円形のレール上を回りながらレールガンの原理を利用して加速し、第一宇宙速度に達した時点で発射用のレールに入り打ち上げられる。