朴念仁 意味
- ぼくねんじん ③⑤
無口で愛想のない人。ものわかりの悪い人。
「頑固(カタクナ)で―で実務には役に立たぬ男である/社会百面相(魯庵)」
- 朴・厚朴 ほお ① ホオノキの別名。
- 朴の木 ほおのき ① モクレン科の落葉高木。日本特産。山中に生える。葉は枝先付近に集まり,大形で卵形。五月,枝先に大輪の芳香ある白花をつけ,花弁は八~九。材は心材が灰緑色で,加工容易。彫刻・下駄・器具の柄・椀など用途は広い。葉は古くは食物を包むのに用いた。ほお。朴柏(ホオガシワ)。 〔「朴の花」は ﹝季﹞夏。《終りつゝある―の花なほ匂ふ/高浜年尾》〕
- 朴とつ 朴訥; 木訥
- 朴柏 ほおがしわ ホオノキの異名。 「我が背子が捧げて持てる―/万葉 4204」
- 朴 【朴】 (画 数) 6画-常用漢字 (音 訓) ボク,ハク,ホク,ほお (名乗り) すなお,なお (区 点) 4349 (JIS) 4B51 (シフトJIS) 9670 (熟語一覧) 26項目 朴・〈厚朴〉 伊東玄朴 榎・朴 簡朴・簡樸 厚朴 古朴・古樸 質朴・質樸 醇朴・淳朴・純朴 素朴・素樸 粗朴・粗樸 素朴実在論
- 朳 えんぶり (1)東北地方で,朳(エブリ)のこと。 (2)青森県八戸地方を中心に小正月(一月一五日),現在では二月一七日頃に行われる豊作予祝の田植え踊り。
- 朴歯 ほおば ◎① ホオノキでつくった下駄の歯。また,その歯を入れた下駄。
例文
- 冷静な性格だがかなりの朴念仁である。
- 朴念仁で、人を思いやる事を知らない。
- 名前の通り清くマジメでカタブツな朴念仁。
- 由那からは昼行灯、朴念仁と連呼されている。
- 口数の少ない朴念仁だが要所では気遣いを見せる。
- 性格は朴念仁で朝に弱い。
- あだ名は「朴念仁」。
- しかし極度の朴念仁。
- 蘭いわく「朴念仁」。
- 達也並みの朴念仁。