健全 意味
- けんぜん ◎
(1)体や精神に悪いところがなく,元気なさま。
「―な肉体」
(2)状態や考え方が片寄らず普通であるさま。堅実で安心できるさま。
「―財政」「―な読み物」
﹛派生﹜——さ(名)
――なる精神は健全なる身体(シンタイ)に宿る
〔ローマの詩人ユベナリスの詩句に基づく〕
精神と身体は互いに関係があり,身体が健全ならば,精神も健全である。
〔原詩の中での意味は「人は神に,健全な身体に宿った健全な精神を与えられるように祈るべきだ」である〕
- 不健全 ふけんぜん ② 体や精神,あるいは物事の仕組みに欠陥やかたよりがある・こと(さま)。 「―な財政」「―な発想」 ﹛派生﹜——さ(名)
- 健全さ 健康; ヘルス; 健康さ
- 健全な 健康な; 堅固な; 安全な; 健康によい; 正常な
- 健全証 健康証明証
- 不健全証 罹患証明書
- 健全なる 健康的な
- 健全にする 健康にする
- 健全証書 健康証明書
- 健児童 こんでいわらわ 武家時代,中間(チユウゲン)・足軽などの称。こんでい。 「―もしは格勤者なんどにて召つかはれけるが/平家 1」
- 健児田 こんでいでん ③ 奈良・平安時代,諸国において健児の食料にあてた不輸租田。
- 健児所 こんでいどころ 〔もと健児が詰めていたところから〕 諸国に置かれた国司の役所の一局の称。健児を統轄した。こにしょ。こんでいしょ。
- 健児の社 けんじのしゃ 江戸時代,薩摩藩が郷中教育の伝統を受け継いで組織した,青年藩士のための社会教育機関。
- 健児の塔 けんじのとう 沖縄県糸満市の沖縄戦跡国定公園に建立された慰霊塔。沖縄戦で多くの死者を出した沖縄師範学校生(鉄血勤皇隊)を祀(マツ)る。
例文
- 彼女はその健全な投資から利益を得た。
- 健全な経済には国際貿易が必要である。
- スモッグは健全な肺を冒すもとである。
- 私たちの学校は健全な環境に囲まれている。
- 健全な精神は健全な肉体に宿る。
- 健全な精神は健全な肉体に宿る。
- たまには外へ出て健全な楽しみを味わって下さい。
- 彼はまだ心身ともに健全だ。
- 彼女は生まれながらに健全な精神と肉体に恵まれていた。