おお-しま 意味
- オホ―
【大島】
(1)宮城県気仙沼市東部の島。気仙沼湾中央にあり,全島がツバキの群落。北東岸の十八鳴(ククナリ)は鳴り砂で知られ,陸中海岸国立公園。
(2)東京都南部,伊豆諸島中最大の島。椿油を産出。三原山を中心とした観光地。1986年(昭和61)11月,三原山の大噴火で流出した溶岩のため被害を受けた。面積91平方キロメートル。伊豆大島。
(3)和歌山県南部,潮岬(シオノミサキ)東方にある島。串本節で有名。面積10平方キロメートル。
<+もっと...font color="#008000">(4)鹿児島県南部,奄美(アマミ)諸島の主島。沖縄・佐渡に次ぐ大きな島で,全島ほとんどが山地。中心都市名瀬(ナゼ)。大島紬(ツムギ)を産する。面積709平方キロメートル。奄美大島。
(5)現在の山口県大島郡の屋代(ヤシロ)島。「大島の鳴門」(玖珂(クガ)郡大畠(オオバタケ)町との間の海峡)という形でも和歌に詠まれた。((歌枕))「筑紫道(ツクシジ)の可太(カダ)の―しましくも見ねば恋しき妹を置きて来ぬ/万葉 3634」
(6) [1]
「大島紬(ツムギ)」の略。
関連用語
おしま-おおしま: ヲシマオホシマ 【渡島大島】 渡島半島の西約50キロメートルにある島。活火山島で無人。1741年(寛保1)の噴火で大津波が発生し,渡島半島西岸で約一五〇〇人が死亡した。
おおしま: 【大島】 (1)宮城県気仙沼市東部の島。気仙沼湾中央にあり,全島がツバキの群落。北東岸の十八鳴(ククナリ)は鳴り砂で知られ,陸中海岸国立公園。 (2)東京都南部,伊豆諸島中最大の島。椿油を産出。三原山を中心とした観光地。1986年(昭和61)11月,三原山の大噴火で流出した溶岩のため被害を受けた。面積91平方キロメートル。伊豆大島。 (3)和歌山県南部,潮岬(シオノミサキ)東方にある島。
おおしまだ: 【大島田】 大きく結った島田髷(マゲ)。 「洗ひ髪の―に新わらのさわやかさ/にごりえ(一葉)」
おおしまの: 【大島の】 「島」に関係の深い「なると」「うら」などにかかる。 「―なるとはなしに嘆くころかな/後撰(恋二)」「―うら悲しげに声のきこゆる/源氏(玉鬘)」
おおしま-の: オホシマ― 【大島の】 (枕詞) 「島」に関係の深い「なると」「うら」などにかかる。「―なるとはなしに嘆くころかな/後撰(恋二)」「―うら悲しげに声のきこゆる/源氏(玉鬘)」
おおしま-ぶし: オホ― [0] 【大島節】 東京都大島の民謡で,酒盛り唄。横浜の「お茶場節」(輸出用お茶の火入れ作業に唄う唄)を,大島から出稼ぎに来た人たちが持ち帰ったもの。
おおどしま: 【大年増】 年増の中で,さらに年のいった女。 →年増
おおみしま: 【大三島】 (1)愛媛県北端,芸予(ゲイヨ)諸島の中で最大の島。本四連絡橋の尾道・今治ルートにあたる。面積63平方キロメートル。 (2)大三島にある町。大山祇(オオヤマツミ)神社の鳥居前町として発展。
おおみ-しま: オホミ― 【大三島】 (1) 愛媛県北端,芸予(ゲイヨ)諸島の中で最大の島。本四連絡橋の尾道・今治ルートにあたる。面積63平方キロメートル。 (2) 大三島にある町。大山祇(オオヤマツミ)神社の鳥居前町として発展。
おおやしま: 【大八洲】 日本の古称・美称。古事記・日本書紀に伊弉諾(イザナギ)・伊弉冉(イザナミ)二神の生んだ島々の総称としてみえる。おおやしまぐに。
おお-しまだ: オホ― [3] 【大島田】 大きく結った島田髷(マゲ)。「洗ひ髪の―に新わらのさわやかさ/にごりえ(一葉)」
おお-どしま: オホ― [3] 【大年増】 年増の中で,さらに年のいった女。 年増
おお-ましま・す: オホ― 【大座します】 (動サ四) (「おお」は接頭語) いらっしゃる。おいでになる。「朕は御身疲らしく―・すによりて/続紀(神護景雲三宣命)」 (語源については,他に尊敬の動詞「おほます」に尊敬の動詞「ます」が付いたものとする説などがある)
おお-やしま: オホ― [3] 【大八洲】 日本の古称・美称。古事記・日本書紀に伊弉諾(イザナギ)・伊弉冉(イザナミ)二神の生んだ島々の総称としてみえる。おおやしまぐに。
しん-おおしま: ―オホシマ [3] 【新大島】 絹と綿を交ぜ織りにした絣(カスリ)。地合いや色合いを大島紬(ツムギ)に擬したもの。栃木県足利地方の産。