あんこう 意味
- 【暗香】
どこからともなくただよってくる芳香。やみにただよう花などの香。
- 【暗溝】
「暗渠(アンキヨ)」に同じ。
- 【鮟鱇】
(1)アンコウ目アンコウ科の海魚の総称。全長1.5メートルを超えるものがある。
体形は楽器の琵琶(ビワ)に似て,頭は著しく大きくて平たく,口がきわめて大きい。
背部前方にある背びれが変形した釣り竿(ザオ)のようなものを動かし,小魚をおびきよせて食べる。非常に貪食で,大量の餌(エサ)をとる。
冬,肉のほか皮や内臓などを鍋料理などにして美味。肉が柔らかく扱いにくいので,つるして調理する。熱帯から温帯にかけての深海に広く分布。
日本産の種ではアンコウ(クツアンコウ)・キアンコウが代表的。アンコ。﹝季﹞冬。《―の骨まで凍ててぶち切らる/加藤楸邨》
(2)〔動作が鈍いところから〕
愚鈍な人。とんまな人。
(3)「呼(ヨ)び樋(ドイ)」に同じ。
――の餌(エ)待ち
口を開いてぼんやりしているさま。
――の吊(ツル)し切り
鮟鱇の調理法。鮟鱇の顎(アゴ)を鉤(カギ)にかけてつるし,胃に水を満たして,まず皮をはぎ肉を切り内臓を取る。全身が柔らかく弾力に富み,普通の方法ではさばきにくいので行われる方法。
- 【安康】
太平無事なこと。安泰。
「国家―」
- あんこう-がた ―カウ― [0] 【鮟鱇形】 (1) 太い竹の一節に大きく生け口を切り開けた花入れ。 (2) 相撲で,太って腹の出ている力士の体形。あんこ。あんこがた。 ソップ形
- あんこう-なべ ―カウ― [5] 【鮟鱇鍋】 アンコウの肉や内臓をネギ・シイタケなどの野菜・豆腐・しらたきなどと一緒に割り下で煮る鍋物。
- きあんこう 【輝安鉱】 アンチモンの硫化物からなる鉱物。斜方晶系。鉛灰色の金属光沢を呈する。熱水鉱床に産出。アンチモンの原料鉱石。アンチモナイト。スチブナイト。
- こう-あんこく 【孔安国】 中国,前漢の儒者。字(アザナ)は子国。孔子一二世の孫。武帝の時,孔子の旧宅から蝌蚪(カト)文字で書かれた「尚書」「論語」「孝経」「礼記」が出たので,「今文尚書」と比較研究,「古文尚書」の注釈を著す。生没年未詳。
- あんこうがた 【鮟鱇形】 (1)太い竹の一節に大きく生け口を切り開けた花入れ。 (2)相撲で,太って腹の出ている力士の体形。あんこ。あんこがた。 ⇔ソップ形
- あんこうなべ 【鮟鱇鍋】 アンコウの肉や内臓をネギ・シイタケなどの野菜・豆腐・しらたきなどと一緒に割り下で煮る鍋物。
- あんこう-しょく [3] 【暗紅色】 黒みがかった紅色。
- あんぜんこう 【安全光】 暗室作業を行うとき用いる光。人間の目では見えるが,フィルムや印画紙は感光しない光。暗室ランプ。セーフ-ライト。
- こうあんこく 【孔安国】 中国,前漢の儒者。字(アザナ)は子国。孔子一二世の孫。武帝の時,孔子の旧宅から蝌蚪(カト)文字で書かれた「尚書」「論語」「孝経」「礼記」が出たので,「今文尚書」と比較研究,「古文尚書」の注釈を著す。生没年未詳。
- せいち-あんこう ―カウ [1] - [0] 【生知安行】 (中庸) 生まれながらにして聡明で人生の道義に通じ,安んじて実行すること。
- あんこうしょく 【暗紅色】 黒みがかった紅色。
- あんこうてんのう 【安康天皇】 記紀で第二〇代天皇穴穂尊(アナホノミコト)の漢風諡号(シゴウ)。允恭(インギヨウ)天皇の皇子。都は大和石上(イソノカミ)穴穂宮。眉輪(マヨワ)王に暗殺された。倭(ワ)の五王の一人「興」に比定する説がある。
- あんこう-てんのう アンカウテンワウ 【安康天皇】 記紀で第二〇代天皇穴穂尊(アナホノミコト)の漢風諡号(シゴウ)。允恭(インギヨウ)天皇の皇子。都は大和石上(イソノカミ)穴穂宮。眉輪(マヨワ)王に暗殺された。倭(ワ)の五王の一人「興」に比定する説がある。
- せいちあんこう ①- 【生知安行】 〔中庸〕 生まれながらにして聡明で人生の道義に通じ,安んじて実行すること。
- ちょうちん-あんこう チヤウ―カウ [5] 【提灯鮟鱇】 アンコウ目の海魚。雄は小さくて約4.6センチメートル,雌は全長約60センチメートル。体は球形に近く,皮膚に骨状突起が散在する。全身黒色。頭部からは長い触手が上に伸び,その先端に発光性のふくらみがある。この触手で餌を誘引する。食用にならない。深海にすむ。
例文
- 「東のあんこう、西のフグ」と称される。
- 『星のカービィ2』に登場する提灯あんこう。
- 「西のフグ、東のあんこう」と称されている。
- 万安港(ばんあんこう)という。
- バンクはちょうちんあんこう型。
- あんこうの両腕にあたる部分。
- 暗刻(あんこう、麻雀の役)については面子を参照。
- いわゆる「あんこう鍋ブーム」にあわせて作った鍋。
- 通称「安高(あんこう)」。
- あんこうの敵にした敵。