つきつめる 意味
- 【突(き)詰める】
(1)物事を徹底的に考えたり調べたりする。
「―・めて考える」「とことんまで―・める」
(2)一つのことだけをいちずに思いこむ。思いつめる。
「―・めた表情」
- しきつめる 【敷(き)詰める】 (1)すき間のないように敷く。 「門から玄関まで御影石で―・めてある」「絨緞(ジユウタン)を―・める」 (2)敷いておさえつける。 「下なる敵の左右(ソウ)の手を膝にて―・め/保元(中・古活字本)」
- ひきつめる 【引(き)詰める】 (1)たるみのないようにきつく引く。 「髪を後ろに―・めて束ねる」 (2)弓を絶え間なく引く。射続ける。 「さしつめ―・めさんざんに射る/平家 4」
- ゆきつめる 【行(き)詰める】 〔「ゆきづめる」とも〕 それ以上先に進めない所まで行く。 「崖(ガケ)の突端まで―・める」
- 働きつめる 粒粒辛苦する; 労する; 労苦する; 汗する; 粒々辛苦する; 辛苦する; 辛労する; 働詰める; 力作する; 労作する; 働き詰める; 骨折って働く; こつこつ働く
- きつき 【杵築】 大分県国東(クニサキ)半島南部の市。旧城下町。青莚(アオムシロ)(豊後表(ブンゴオモテ))を特産としたが,近年は柑橘(カンキツ)類の栽培が盛ん。
- つめる 【抓める】 「つねる」に同じ。 「乳母はよく自分を過ちも無いのに―・つた/一隅より(晶子)」 ; 【詰める】 (1)容器に物を,すき間がないように入れる。いっぱいに入れる。 「おせちを重箱に―・める」「弁当を―・める」 (2)穴やすき間に物を入れてふさぐ。 「すき間に新聞紙を―・める」 (3)長さや間隔を縮める。(ア)短くする。 「寸法を―・める」「ズボンの丈(タケ)を―
- きつきつ 【吃吃】 笑い声を表す語。 「聞訖(キキオワ)りたる貫一は―として窃笑(セツシヨウ)せり/金色夜叉(紅葉)」 ; 【屹屹】 山の高くそびえ立つさま。また,様子・態度が厳しいさま。屹然。 「編輯記者の―として原稿に対する机/社会百面相(魯庵)」
- しきつめ 【敷き詰め】 敷物を部屋の広さいっぱいに敷くこと。 「じゅうたんを―にする」
- いきつき-しま 【生月島】 長崎県北西部,平戸島の北にある南北に長い島。第三紀層上に番岳・山頭の火山をのせる。西岸は柱状節理の崖となり,一帯は西海(サイカイ)国立公園。
- かきつき 【嘉吉記】 嘉吉の乱の顛末,および播磨赤松氏再興に至る経過を編年式に記した記録。一巻。著者・成立年代ともに未詳。赤松記。
- かきつきげ 【柿月毛】 馬の毛色の名。月毛の赤みをおびたもの。あかつきげ。こうばいつきげ。
- きつき結ぶ 握りしめる; 巻きおさめる; 畳む; 締める; 締めつける; 固くする; すれすれに通る
- きつつき 【啄木鳥】 キツツキ目キツツキ科の鳥のうち,アリスイ類以外のものの総称。指は前向きに二本,後ろ向きに二本で,鋭い爪がある。足と尾羽を用いて木の幹に縦にとまり,強いくちばしで幹に穴をあけ,中の虫を長い舌で引き出して食べる。日本にはアカゲラ・ヤマゲラ・クマゲラなど一〇種がいる。ケラ。ケラツツキ。啄木(タクボク)。﹝季﹞秋。《―や落葉をいそぐ牧の木々/水原秋桜子》
- きつねつき 【狐憑き】 狐にとりつかれたとして異常な精神状態になること。また,その人。
例文
- 真相をつきつめるのよ
- これは、進学元となる公立中学校の学力格差、つきつめると市内各地域の経済力格差に行き着く。
- この考え方をつきつめると、ほとんど機能を持たないダムネットワークと賢い端末というモデルが出てくる。
- 楽器としての「声」をつきつめることを目的とするが、全く意味のない歌詞(「ズビズバ」など)とパフォーマンスで、歌唱力という基準を超えた笑いと感嘆を生む。
- 自然に存在する数多くの山や川、滝などのなかから特徴的な姿の抽象的表現を極限までつきつめると、石1つで山1つあるいは風景全体ひいては全宇宙を表すとされる盆石や水墨画などと同様に抽象美術としてみなされる。