まげる 意味
- 【曲げる・枉げる】
(1)まっすぐな物・平らな物を,まがった状態にする。《曲》「針金を―・げる」「ひざを―・げる」「アルミ板を直角に―・げる」
(2)ある意図に基づいて,事実や規則をゆがめる。
「事実を―・げて報道する」「法を―・げる」
(3)自分の主義・主張をむりに変える。気持ちなどを抑える。
「彼は金のために主義・主張を―・げるような男ではない」「自説を―・げる」「勿論(モチロン)節操を―・げて呉れといふては無理になるが/社会百面相(魯庵)」「母具したる者は…といふままに―・げられて/落窪 3」
(4)(「駕(ガ)を枉げる」の形で)貴人がわざわざ来訪する。
「宮殿に駕を―・げて,民を安んじ/麒麟(潤一郎)」
(5)〔「質(シチ)」と発音が同じ「七」の第二画がまがっていることからか〕
品物を質に入れる。
「当分いらぬ夏綺羅―・げて七十両/浮世草子・好色旅日記」
〔「曲がる」に対する他動詞〕
︱慣用︱ 冠を―・旋毛(ツムジ)を―・臍(ヘソ)を―
- おしまげる 【押(し)曲げる】 押してむりやり曲げる。ねじ曲げる。 「枝を―・げる」「真実を―・げる」
- おりまげる 【折(り)曲げる】 折って曲げる。 「ブリキ板を―・げる」
- たまげる 【魂消る】 非常に驚く。びっくりする。 「あっと―・げる」
- ねじまげる 【捩じ曲げる】 ねじって曲げる。むりに曲げる。 「針金を―・げる」「事実を―・げる」
- ひんまげる 【ひん曲げる】 〔「ひん」は接頭語〕 (1)強い力でまげる。 「ぶつかって車輪を―・げる」 (2)物事をゆがめる。 「事実を―・げていう」
- へしまげる 【圧し曲げる】 押しつぶすようにして曲げる。 「スプーンを―・げた」
- 折りまげる 拗じる; 捻じ曲げる; 曲る; 捻る; 縒る; 捻じ回す; 捻じくる; 折り曲げる; 捩じ曲げる; 曲がらす; 捩じ回す; 捻じまげる; 曲げる; 捻じる; 捩じまげる; ひん曲げる; ねじ曲げる; 捩じくる; 捩くる; 捻くる
- 捩じまげる 曲がらす; 捩じ回す; 捻じ回す; 捻じくる; 折り曲げる; 捩じ曲げる; 捻じ曲げる; 曲る; 捻る; 縒る; 拗じる; 捩くる; 捻くる; 折りまげる; ねじ曲げる; 捩じくる; ひん曲げる; 捻じまげる; 曲げる; 捻じる
- 捻じまげる 折りまげる; 捩くる; 捻くる; 捩じくる; ねじ曲げる; ひん曲げる; 捩じまげる; 捻じる; 曲げる; 捩じ回す; 曲がらす; 捩じ曲げる; 折り曲げる; 捻じ回す; 捻じくる; 縒る; 捻る; 曲る; 捻じ曲げる; 拗じる
- おったまげる 【おっ魂消る】 〔「おっ」は接頭語〕 非常に驚く意の俗な言い方。ぶったまげる。 「腰をぬかすほど―・げた」
- ぶったまげる 【打っ魂消る】 ひどくたまげる。 「いやもう,―・げたのなんのって」
- まげ 【曲げ・枉げ】 棒や板を曲げたときに生じる変形。 ; 【髷】 髪を頭頂で束ねて,折り返したり,曲げたりした部分。また,そのような部分をもつ髪形全体。わげ。
- 口をへの字にまげる 口を大きくひらく
- おし-まげ [0] 【圧し髷】 島田髷を押しつぶしたような形の髷。
- くまげ 【熊毛】 山口県南東部,熊毛郡の町。旧山陽道の宿駅。東部の三丘(ミツオ)に弥生集落跡や三丘温泉がある。北部の八代はツルの飛来地。
例文
- 自分たちの要求を通すため 腰をまげる人々は
- 音のチェックは万全 ここの音響装置は たまげるよー!
- みんなぶったまげるよ
- ぶったまげるだろ!
- たまげるじゃないか
- ぶったまげるぞ
- 計算どおりに行けば 時速140キロになると ぶったまげる事が起きる