みがくる 意味
- 【水隠る】
水中に隠れる。
「川の瀬になびく玉藻の―・れて/古今(恋二)」
- 【見隠る】
見えたり隠れたりする。
「尻にさしさがりて,―・れ―・れ行くに/著聞 12」
- かみがくる 【神隠る】 天皇が崩御(ホウギヨ)する。おかくれになる。 「天皇―・れ給ひては/読本・雨月(白峯)」
- みがく 【未学】 学問の修め方が不十分である・こと(さま)。そのような人をもいう。 「―ナヒト/日葡」 ; 【磨く・研く】 (1)こすってつやを出したり,きれいにしたりする。 「靴を―・く」「床を―・く」 (2)技芸などの練習に励む。上達しようとする。 「腕を―・く」「技を―・く」 (3)美しく飾る。 「常よりも御しつらひ心殊に―・きつくろひ/枕草子 104」 (4)光彩を添え
- かみがくれ 【神隠れ】 神の姿が見えなくなること。また,貴人の死にもいう。 「岩橋の末絶えて―にぞなりにける/謡曲・葛城」
- すりみがく 【摩り磨く】 (1)(金属)こすって光沢を出す。[日葡] (2)汚れなどをすり落として美しくする。 「わつとなかせて置て―・き/柳多留 8」
- はけでみがく ブラシをかける
- みみがくもん 【耳学問】 自分で学んだのではなく,他人の話だけから得た知識。聞きかじりの知識。耳学(ジガク)。
- いわがくる 【岩隠る】 〔石城(イワキ)に隠れる意〕 貴人が死ぬ。お隠れになる。 「神さぶと―・りますやすみしし我が大君の/万葉 199」
- うらがくる 【浦隠る】 〔上代は四段活用,中古以降下二段活用〕 ※一※ (動ラ四) 船が風波を避けて入り江に入る。 「都太の細江に―・り居り/万葉 945」 ※二※ (動ラ下二) {※一※}に同じ。 「―・れ見ること難き跡ならば/蜻蛉(上)」
- うろがくる 【うろが来る】 うろたえる。 「ちょっとの事で―来るんだからだらしがない」
- くもがくる 【雲隠る】 ※一※ (動ラ四) (1)雲にかくれて見えなくなる。くもいがくる。 「大君は神にしませば―・る雷山に宮敷きいます/万葉(二三五・左注)」 (2)死ぬことを婉曲にいう語。 「ももづたふ磐余(イワレ)の池に鳴く鴨を今日のみ見てや―・りなむ/万葉 416」 ※二※ (動ラ下二) {※一※(1)}に同じ。 「眺むる月も―・れぬる/源氏(須磨)」
- こがくる 【木隠る】 木の陰になって見えなくなる。 「あしひきの山下水の―・れて/古今(恋一)」
- しまがくる 【島隠る】 ※一※ (動ラ四) 島陰に隠れる。 「―・り我が漕ぎ来れば/万葉 944」 ※二※ (動ラ下二) {※一※}に同じ。 「明石の浦の朝霧に―・れ行く舟をしぞ思ふ/古今(羇旅)」
- はがくる 【葉隠る】 葉の陰に隠れる。 「―・れて空にもひびく蝉(セミ)の声かな/為忠百首(丹後守)」
- むがくるい 【無顎類】 脊椎動物無顎綱に属する動物の総称。現生の円口類および古生代に栄えた甲冑(カツチユウ)魚の仲間など,最も原始的な魚類。
- やまがくる 【山隠る】 ※一※ (動ラ四) 山の向こうにかくれる。山にさえぎられて見えなくなる。 「明日よりはみ―・りて見えずかもあらむ/古事記(下)」 ※二※ (動ラ下二) {※一※}に同じ。 「―・れ消えせぬ雪のわびしきは/後撰(恋六)」
例文
- 設置すれば友達や趣味が同じ人からの書き込みがくることもある。