幽境 意味
- 幽回忌 ゆうかいき ③ 死後百日目の仏事供養。
- 幽囚 ゆうしゅう ◎ 捕らえられて牢などにとじこめられること。また,その人。囚人。 「―の身となる」「ブリグハム,ヤングを―せり/八十日間世界一周(忠之助)」
- 幽妙 ゆうみょう ◎ 奥深くすぐれている・こと(さま)。 「あの―な香を嗅ぎ,あの辛辣な酒を味はひ/麒麟(潤一郎)」
- 幽冥界 ゆうめいかい ③ (1)神仏のいる世界。 (2)くらやみの世界。冥土。あの世。黄泉(ヨミ)。
- 幽婉・幽艶 ゆう-えん [0] イウヱン 【幽婉】 ・ イウエン 【幽艶】 (名・形動) [文] ナリ奥深く上品なこと。奥ゆかしく美しいこと。また,そのさま。「―極まりなき此の末段の音楽/ふらんす物語(荷風)」
- 幽冥 ゆうめい ◎ (1)かすかで暗いこと。 (2)死んでから行く世界。冥土。あの世。
- 幽客 ゆうかく ◎ (1)植物ランの異名。 (2)俗世を離れて静かに暮らす人。
- 幽光 ゆうこう ◎ かすかな光。 「月は一道の―を射て,惘々としたる浪子の顔を照せり/不如帰(蘆花)」
- 幽室 ゆうしつ ◎ (1)奥深くもの静かな部屋。 (2)牢獄。
例文
- 又篤胤の神仙研究と題して未公開の幽境の絵図類も公開している。
- 「鬼神新論」「本教外篇」「古今妖魅考」「勝五郎再生記聞」「霧島山幽境真語」「稲生物怪録」「幽顕弁」などの一連の異界探究の論考の中に『仙境異聞』全五巻も含まれている。
- 定雄は29歳の折りに平田塾に入門し篤胤翁と邂逅した訳でありますが、当時の篤胤は五十路を迎え、その前年には古史の神代巻解釈がほぼ完成しており、又幽境や隠れ里、前世物語や再生譚、妖怪ものなどの不可思議な現象や異界に対する研究も一段落していた。