幽囚 意味
- ゆうしゅう ◎
捕らえられて牢などにとじこめられること。また,その人。囚人。
「―の身となる」「ブリグハム,ヤングを―せり/八十日間世界一周(忠之助)」
- 日本幽囚記 にほんゆうしゅうき 〔原題 (ロシア) Zapiski o prebyvanii v Yaponii〕 ロシアの航海家ゴローニンの日本見聞録。1816年刊。1811年国後(クナシリ)島で捕らえられ,二年余箱館(ハコダテ)に監禁されたときの記録。日本でも1825年「遭厄日本紀事」としてオランダ語からの重訳が紹介された。日本幽囚実記。
- 幽冥界 ゆうめいかい ③ (1)神仏のいる世界。 (2)くらやみの世界。冥土。あの世。黄泉(ヨミ)。
- 幽冥 ゆうめい ◎ (1)かすかで暗いこと。 (2)死んでから行く世界。冥土。あの世。
- 幽回忌 ゆうかいき ③ 死後百日目の仏事供養。
- 幽光 ゆうこう ◎ かすかな光。 「月は一道の―を射て,惘々としたる浪子の顔を照せり/不如帰(蘆花)」
- 幽境 ゆうきょう ◎ 人里はなれた静かな所。
- 幽体離脱 体外離脱
- 幽妙 ゆうみょう ◎ 奥深くすぐれている・こと(さま)。 「あの―な香を嗅ぎ,あの辛辣な酒を味はひ/麒麟(潤一郎)」
- 幽人 ゆうじん ◎ 世を逃れて静かに暮らしている人。
- 幽婉・幽艶 ゆう-えん [0] イウヱン 【幽婉】 ・ イウエン 【幽艶】 (名・形動) [文] ナリ奥深く上品なこと。奥ゆかしく美しいこと。また,そのさま。「―極まりなき此の末段の音楽/ふらんす物語(荷風)」
例文
- バビロン幽囚、バビロンの幽囚ともいう。
- バビロン幽囚、バビロンの幽囚ともいう。
- 獄中で密航の動機とその思想的背景を『幽囚録』に著す。
- ヴァーシリー・ゴローニンの『日本幽囚記』も翻訳している。
- 帰国したゴローニンは『日本幽囚記』を執筆し、各国語に翻訳される。
- 境内には松下村塾の遺構・松陰幽囚の旧宅・吉田松陰歴史館などがある。
- 三期の幽囚の後、モルゴスは中つ国に帰還し、アングバンドに居を構えた。
- 事が敗れた後、松陰はそのことを直ちに幕府に自首し、長州藩へ檻送され野山獄に幽囚される。
- 荷車に乗って国中を走り回るランスロットの姿は噂となり、幽囚の王妃やケイ卿の知るところとなる。
- 紅葉に映える千種川の清流をかつて幽囚されていた蜀(成都)の錦江になぞらえ、山号を金華山とした。