幽冥界 意味
- ゆうめいかい ③
(1)神仏のいる世界。
(2)くらやみの世界。冥土。あの世。黄泉(ヨミ)。
- 冥界 みょうかい ◎ (1)「めいかい(冥界)」に同じ。 (2)六道(ロクドウ)のうち,地獄・餓鬼(ガキ)・畜生の三道。 (3)特に,地獄道。 ; めいかい ◎ 死後の世界。冥途(メイド)。みょうかい。
- 幽冥 ゆうめい ◎ (1)かすかで暗いこと。 (2)死んでから行く世界。冥土。あの世。
- 幽光 ゆうこう ◎ かすかな光。 「月は一道の―を射て,惘々としたる浪子の顔を照せり/不如帰(蘆花)」
- 幽囚 ゆうしゅう ◎ 捕らえられて牢などにとじこめられること。また,その人。囚人。 「―の身となる」「ブリグハム,ヤングを―せり/八十日間世界一周(忠之助)」
- 幽体離脱 体外離脱
- 幽回忌 ゆうかいき ③ 死後百日目の仏事供養。
- 幽人 ゆうじん ◎ 世を逃れて静かに暮らしている人。
- 幽境 ゆうきょう ◎ 人里はなれた静かな所。
- 幽する 押し込める; 閉じこめる; 押込める; 拘束する; 取篭める; 収監する; とり篭める; 取りこめる; 取り籠める; 幽閉する; 監禁する; 取籠める; 押しこめる; ぶち込む; 拘禁する; 抑留する; 取り篭める; 禁固する; 投獄する; 閉じ込める; 禁錮する; 禁足する; 拘置する; 閉込める
- 幽妙 ゆうみょう ◎ 奥深くすぐれている・こと(さま)。 「あの―な香を嗅ぎ,あの辛辣な酒を味はひ/麒麟(潤一郎)」
例文
- この大国主命の幽冥界主宰神説は、篤胤以降復古神道の基本的な教義となった。
- 1810年(文化7年)に6歳で死んだが、幽冥界で産土神である熊野権現(日野市南平8丁目の熊野神社か。
- 幽冥界の全体の主宰神は大国主であるが、各地のことはその土地の国魂神、一宮の神や産土神・氏神が司るとした。
- 木槌(偽) - 稲生物怪録の主人公、稲生武太夫が幽冥界のオオクニヌシ(大黒天)から授かったと豪語していた木槌。
- 寅吉は7歳のときに杉山僧正に伴われて、常陸の岩間山に行き、修行して幽冥界に行き、外国も廻ったと主張し、呪術を操って江戸で評判となった。
- 他に本田霊学を開いた本田親徳や幽冥界(死者の世界)に往来したという宮地水位、堀天龍斎に「太古神法」を伝えた沖楠五郎、河野至道の師で吉野山から登仙した山中照道寿真がいる。
- 最大の特徴はハーキムを神格化する点で、失踪したハーキムは死亡したのではなく、幽冥界へのお隠れ(ガイバ)に入ったと信じ、ハーキムが「復活の日」に救世主(マフディー)として再臨し、正義を実現するとする。
- 平田篤胤は、宣長の顕幽論をさらに発展させ、顕界は有限の仮の世界であるのに対し、幽界は無限の真の世界であるとし、死者の魂は「幽冥界主宰神」である大国主によって裁かれ、善なる霊魂は「天津国」へ、悪き霊魂は「夜見国」へ送られるとした。
- ハーキムの神格性を主張していた教宣員のグループは、行方不明になったハーキムは殺されて死んだのではなく、自発的に失踪して幽冥界でのお隠れ(ガイバ)に入ったのだと信じ、「復活の日」にハーキムは救世主(マフディー)として再臨すると説いた。