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靡ぶ 意味

読み方:

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  • なぶ
    なびかせる。
    「婦負(メヒ)の野のすすき押し―・べ降る雪に/万葉 4016」
    →おしなぶ

  • 押し並ぶ・押し靡ぶ    おしなぶ (1)一面になびかせる。押しならす。 「秋の穂をしのに―・べ置く露の/万葉 2256」 (2)すべてを同じ状態にする。 「さきにやけにし憎所(ニクドコロ),こたみは―・ぶるなりけり/蜻蛉(下)」 (3)普通である。世間並みである。 「―・べたらぬ心ざしの程を御覧じ知らば/源氏(若紫)」
  • 靡ける    なびける (1)なびくようにさせる。なびかせる。 「ぬばたまの我が黒髪を―・けて居らむ/万葉 2532」 (2)従わせる。服従させる。 「和泉・河内の両国を―・けて/太平記 6」
  • 靡く    なびく ② ※一※ (動カ五[四]) (1)草や布などの先端が風や水の流れに従って横に傾き伏す。 「旗が風に―・く」「煙が―・く」「妹が門見む―・けこの山/万葉 131」 (2)相手の威力に引き寄せられて,従う。また,女性が男性に言い寄られて受け入れる。 「主流派に―・く」「お嬢さんはどつちへ―・いたかい/草枕(漱石)」 ※二※ (動カ下二) ⇒なびける
  • 靡然    びぜん ◎ なびき従うさま。特に,多くの者が同じ傾向をもったり,同じ行動をとったりするさま。 「当時の医流にして苟(イヤシク)も気概ある者は,―として実学の風に帰せざるはなく/福翁百余話(諭吉)」
  • 靡き藻    なびきも 流れや波になびいている藻。
  •     おも ① (1)表面。うわべ。 「池の―」 (2)顔。顔つき。 「―知る児らが見えぬころかも/万葉 3068」 (3)面影。様子。 「寝もとか子ろが―に見えつる/万葉 3473」 〔現代では「おもやせ」「おもやつれ」「おもなが」などの形で用いられる〕 ; おもて ③ (1)かお。顔面。 「―を伏せる」 (2)ものの表面。 「湖の―」 (3)能などの面。仮面。 (4
  • 靡き易    なびきやす すぐ相手の言いなりになるさま。 「思むすぼれたる心にや,いとぞ―なる/有明の別」
  • 面―     めん-ファスナー [3] 【面―】 鉤状の突起が一面についた布と,パイル状の面で一組みとなった留め具。
  • 靡き    なびき ③ (1)なびくこと。 「ささげたる旗の―は/万葉 199」 (2)指物(サシモノ)の一。先細りのよく撓(シナ)う棹(サオ)に縦長の旗を付けたもの。 →撓(シナ)い(3) (3)富士谷成章の用語。動詞の活用語尾ル・レ,シク活用形容詞の活用語尾キをいう。「越ゆる」「越ゆれ」のル・レ,「恋しき」のキなど。
  • 面々    面面