じょうやく 意味
- 【条約】
国家間,または国家と国際機関との間で結ばれる,国際上の権利・義務に関する,文書による法的な合意。広義には,協約・憲章・取り決め・議定書・宣言・規程・規約などの名称のものも含む。
- 【定役】
中世,臨時の課役に対して,恒例の公事・夫役。
- かり-じょうやく ―デウヤク [3] 【仮条約】 正式の条約を締結するまでの暫定的な条約。また,主権者の批准のすんでいない条約。「安政の―」
- イリ-じょうやく ―デウヤク 【―条約】 1881年,清(シン)・ロシア間で結ばれた条約。ロシアによるイリ地方占領に起因する紛争を解決。同地方の大部分は清に返還されたが,ロシアはその一部と償金を得た。サンクト-ペテルブルク条約。
- パリ-じょうやく ―デウヤク 【―条約】 国際戦争終結のためパリで結ばれた条約。 (1) 1763年,七年戦争終結の際にイギリスとフランス・スペインが結んだ条約。イギリスがカナダ・フロリダなどを獲得し,海外進出の優位を確立した。 (2) 1783年,アメリカ独立革命を終結させた条約。イギリスがアメリカ独立を承認。 (3) ナポレオン戦争後に,フランスと対仏大同盟諸国との間に締結された条約。1814年
- ユエ-じょうやく ―デウヤク 【―条約】 フランスによるベトナム植民地化を確定させた1883年と84年の二つの条約。フランスはユエを襲ってこれらの条約を結ばせ,ベトナム中部・北部の両地域を保護国化し,87年これをインドシナ連邦と呼んだ。
- リオ-じょうやく ―デウヤク 【―条約】 米州相互援助条約
- かながわ-じょうやく カナガハデウ― 【神奈川条約】 日米和親条約
- かりじょうやく 【仮条約】 正式の条約を締結するまでの暫定的な条約。また,主権者の批准のすんでいない条約。 「安政の―」
- きゆうやくじょう 【己酉約条】 1609年(慶長14)己酉の年に対馬の宗義智が李氏朝鮮と結んだ通交貿易に関する条約。日本からの使は将軍と宗氏に限り,歳遣船は年二〇隻とすることなどが定められた。慶長条約。
- くこくじょうやく 【九国条約】 ⇒九箇国条約(キユウカコクジヨウヤク)
- くこく-じょうやく ―デウヤク 【九国条約】 九箇国条約
- こうほじょうやく 【黄埔条約】 1844年,黄埔で締結された清とフランスとの修好通商条約。
- こうほ-じょうやく クワウホデウ― 【黄埔条約】 1844年,黄埔で締結された清とフランスとの修好通商条約。
- こうわじょうやく 【講和条約】 戦争の終結を宣言し,領土・賠償金などの講和に伴う条件について規定する国際法上の合意。平和条約。
- こうわ-じょうやく カウ―デウ― [4] 【講和条約】 戦争の終結を宣言し,領土・賠償金などの講和に伴う条件について規定する国際法上の合意。平和条約。
例文
- 略称安保条約(あんぽじょうやく)、安保。
- 改革条約(かいかくじょうやく)とも呼ばれる。
- 山東還付条約(さんとうかんぷじょうやく)とも。
- パリ条約(パリじょうやく)は、米西戦争の講和条約。
- 講和条約(こうわじょうやく)、和約(わやく)ともいう。
- 条約派(じょうやくは)とは、大日本帝国海軍内の派閥の一つ。
- リガ平和条約(りがへいわじょうやく)は、次のいずれかを示す。
- ポーツマス条約(ポーツマスじょうやく)は、日露戦争の講和条約。
- 略称は、女子差別撤廃条約(じょしさべつてっぱいじょうやく)である。
- 一般には欧州人権条約(おうしゅうじんけんじょうやく)と呼ばれている。