唯一 意味
- ゆいいち ①
「ゆいいつ(唯一)」に同じ。
「神ワ―ナルモノ/ヘボン(三版)」
- ゆいいつ ①
ただ一つだけでそれ以外にはないこと。ゆいつ。ゆいいち。
「―の楽しみ」「―の手段」「島では舟が―の交通機関だ」
- ゆいつ ①
⇒ゆいいつ(唯一)
- 唯一つ 唯一
- 唯一の だけ; 無二の; 1つだけの; ただひとつ
- 三界唯一心 さんがいゆいいっしん ⑦ 〔仏〕 三界のすべての現象は心によってのみ存在し,また,心のつくり出したものであるということ。三界唯心。
- 唯一の物 特異な物
- 唯一無二 ゆいいつむに ①-① ただ一つだけあって二つとない・こと(さま)。 「―の親友」「―の方策」「世界に―の珍宝」
- 唯一無二の 単一の
- 唯一神教 ゆいいつしんきょう ⑤ ⇒一神教(イツシンキヨウ)
- 唯一神道 ゆいいつしんとう 吉田(ヨシダ)神道のこと。日本古来の道は神道のみに窮まるとして「唯一」という。唯一宗源神道。
- 神道唯一教 しんとうゆいいちきょう 〔両部神道に対し,ただ一つのかんながらの道を説く教えの意〕 吉田神道の別名。
- 唯一神明造り ゆいいつしんめいづくり ⑨ 〔純粋な神明造りの意から〕 伊勢神宮正殿の様式をいう。
- 唯・只 ただ ① 〔「ただ(直)」と同源〕 ※一※ (副) (1)ある物や事柄に限定され,ほかは問題にならないことを表す。もっぱら。ひたすら。 「―君だけが頼りだ」「今は―無事を祈るしかない」「―勉強ばかりしている」 (2)数量の少ないことを強調する語。たった。わずか。 「―の百円」「―一つ」「―一目会いたい」「泣き言は―の一度も言わない」 (3)(「ただ+動詞連用形+に+動詞」の形で)
- 唯に ただに ① 単に。ただ。下に「だけ」「のみ」などを伴い,否定の表現と呼応して用いる。 「―味方を損なうのみならず,敵を益するものである」
- 唯なりに ただなりに 事がある方向に急変するさま。ひたすら。 「―花の都,田舎になるこそかなしけれ/平家 5」
- 唯でさえ ただでさえ 普通の状態でも。それでなくても。 「―狭い部屋に本がいっぱいで…」
- 唯々諾々として 唯唯諾諾として
例文
- ヨルダン川は死海に注ぐ唯一の川である。
- この手紙はなぞを解く唯一の手がかりだ。
- 子宮頸がんは、唯一予防できるがんです。
- 練習は、外国語に熟達する唯一の方法だ。
- 険しいその道が国境へ行く唯一の方法だ。
- 私の唯一の悩みは悩みがないことです。
- 人間は笑うことのできる唯一の動物だ。
- トムはクラスの中で唯一の男子だった。
- 僕はテレビに出る唯一の機会を失った。
- この地上で唯一無二の平等は死である。