うつむく 意味
- 【俯く】
※一※ (動カ五[四])
顔を下に向ける。頭をたれる。うなだれる。
⇔あおむく
「しかられて―・く」
※二※ (動カ下二)
⇒うつむける
- うつむくこと うなだれる; うつぶせ
- つむくり 【独楽】 こまの古名。[色葉字類抄]
- うつむき 【俯き】 顔を下に向けること。うつぶき。 ⇔あおむき 「―がちに歩く」
- うつむき-ざま [0] 【俯き様】 (1) 顔を下に向けた姿。「―に倒れていた」 (2) 顔を下に向けた拍子。
- うつむけ 【俯け】 顔を下に向けること。うつぶけ。 ⇔あおむけ 「砂浜に―に寝て甲羅を干す」 ――にする ばかにする。なめる。 「やあ,あれが七匁五分たあ,あんまり人を―しやあがる/滑稽本・膝栗毛 7」
- うつむける 【俯ける】 (1)顔を下に向ける。うつぶける。 ⇔あおむける 「恥ずかしそうに顔を―・ける」 (2)ばかにする。うつむけにする。 「挑灯屋をうつむけにするのか,―・ければ珍重なれども/浄瑠璃・蛭小島武勇問答」
- うつむきざま 【俯き様】 (1)顔を下に向けた姿。 「―に倒れていた」 (2)顔を下に向けた拍子。
- うつむき-かげん [5] 【俯き加減】 少し下を向くこと。「顔を少し―にして下さい」
- うつむきかげん 【俯き加減】 少し下を向くこと。 「顔を少し―にして下さい」
- りゅうきゅうつむぎ 【琉球紬】 沖縄産の平織りの紬。つむぎ糸を植物性染料などで染めて織る。質は柔らかで丈夫。久米島で織られる久米島紬がよく知られる。
- むく 【椋】 姓氏の一。 ; 【尨】 毛がふさふさと生えていること。むく毛。 ; 【椋】 (1)ムクノキのこと。 (2)ムクドリの略。 ; 【向く】 ※一※ (動カ五[四]) (1)顔がある物に面する。また,そうなるように動く。 「窓の方を―・く」「右―・け右」 (2)物がある方向を指す。物の正面があるものに面する位置にある。 「南を―・いている建物」 (3)体や気持
- つむ 【舶】 大きな船。 「進みて嶋郡(シマノコオリ)に屯(イワ)みて―を聚め軍の粮を運ぶ/日本書紀(推古訓)」 ; 【頭】 「つむり(頭)」の略。 →おつむ ; 【錘・紡錘】 糸をつむぐと同時に,糸に撚(ヨ)りをかけながら巻き取る道具。ぼうすい。すい。つみ。 ; 【詰む】 ※一※ (動マ五[四]) (1)密ですき間がなくなる。つまる。 「目が―・む」 (2)将棋で,
- むく-むく [1] (副) (1) 雲・煙などが重なり合ってわき出るさま。「入道雲が―(と)わき上がる」 (2) 感情などが高まるさま。「怒りが―(と)頭をもたげてきた」 (3) 起き上がるさま。「―(と)起き上がる」 (4) 柔らかいものが厚くふくらんでいるさま。「―と肥つた,赤ちやけた狗児(イヌコロ)が/平凡(四迷)」 (5) もそもそとうごめくさま。「柳之助の夜着が―と動いたので/多情
- よねざわりゅうきゅうつむぎ 【米沢琉球紬】 〔絣柄(カスリガラ)が琉球紬に似ていることからいう〕 米沢紬の異名。よねりゅう。
- よねざわ-りゅうきゅうつむぎ ヨネザハリウキウ― [9] 【米沢琉球紬】 (絣柄(カスリガラ)が琉球紬に似ていることからいう) 米沢紬の異名。よねりゅう。
例文
- 数週間前 おまえがその草むらに沈黙してうつむく前
- ギリシャ語で「うつむく者」を意味する。
- 花は上向きに開くが、花後うつむくのが特徴的。
- 鳥居も川面に向いてうつむくように少し傾いている。
- 花はうつむく傾向が強い。
- 彼の(歌になることを前提とした)作詞は数百曲におよび、校歌以外の多くは『歌の本』や『うつむく青年』などにおさめられている。
- この位置は、頭を挙げた普通の姿勢では頭蓋骨と頸椎に覆われているが、頭を落としてうつむくと、体表までの間に骨で覆われない部分ができる。
- エジプトのモハメド・ラシュワンとの決勝戦前、山下は金メダルを取り表彰台の中央で観客に満面の笑顔で応える山下と、タオルを被って号泣してうつむく山下の両方のイメージが交互に浮かんだ。
- 16歳のときに怪我で左眼を失明して隻眼となって以降、晩年に到るまで、写真を撮られるときには必ず顔の右側のみをカメラに向けるか、あるいはうつむくかして、決して失明した左眼が写らないポーズをとっている。