かきのこす 意味
- 【書(き)残す】
(1)文章に書いて後世に残す。
「遺書を―・す」
(2)書くはずのことの一部を書かないで残す。
- 書きのこす 見過ごす; 取逃す; 言い落す; 見はずす; 書残す; 書き落とす; 取り逃す; 落とす; 見遁す; 書き漏す; 書き漏らす; 書落す; 取り落とす; 見落す; 見落とす; 書きもらす; 為落す; 取逃がす; 見のがす; 見すごす; 見過す; 落す; 言落す; 書落とす; 見逃がす; 書き洩す; 為落とす; 漏らす; 抜かす; 取落す; 見逃す; 取り落す; 書き落す; 書き洩らす; 書き残す
- かきのころも 【柿の衣】 山伏の着る,柿の渋で染めた衣。 「―にあやい笠といふ物着て/増鏡(春の別れ)」
- のこす 【残す】 (1)失ったりしないでとどめる。保存する。 「昔の町並みを―・す一角」「少年の面影を―・す」「我が背子が帰り来まさむ時のため命―・さむ/万葉 3774」 (2)全体のうちの一部をとどまらせる。 「ご飯を―・す」「宿題を忘れた生徒だけ―・して勉強させる」「保安係を―・して他の者は引き上げる」 (3)後のために書き記して保存する。 「発言を記録に―・す」「実験の記録を―・す」
- きのこ 【茸・蕈・菌】 〔「木の子」の意〕 担子菌類・子嚢(シノウ)菌類の作る大きな子実体の通称。木陰の腐葉土や朽ち木などに生え,多くは傘状で裏に多数の胞子ができる。松茸・初茸・椎茸のように食用になるものもあるが,有毒なものもある。﹝季﹞秋。
- いいのこす 【言(い)残す】 (1)言うべきことの一部を言わないままにする。言い漏らす。 (2)立ち去る人が,あとに残る人に言っておく。言いおく。 「父の―・した言葉」 ‖可能‖ いいのこせる
- くいのこす 【食(い)残す】 全部食べないで,一部を残す。食べ残す。
- しのこす 【為残す】 仕事が途中で残る。やりのこす。 「―・した分は明日しよう」
- たべのこす 【食べ残す】 食べきらずに残す。 「量が多すぎて―・す」
- つみのこす 【積(み)残す】 積みきれずに一部分を残す。比喩的にも用いる。 「船が小さくて貨物を―・した」「多くの法案を―・して国会が閉会した」
- とりのこす 【取(り)残す】 (1)全部取らないで残しておく。 「―・した柿の実を小鳥が食べる」 (2)そこに残したままにする。 「一人だけ―・された」「時代に―・される」
- ふりのこす 【降り残す】 雨や雪が,そこだけ降らないままにする。 「五月雨の―・してや光堂/奥の細道」
- みのこす 【見残す】 全部を見られないで,一部を残す。 「最後の一幕を―・して帰る」
- 取りのこす 放置する; 捨てて置く; 置きわすれる; 放っとく; 遺棄する; 放っておく; 残す; 打ち遣る; 打ちやる; 取り残す; ほったらかす; 遺す; 置く; 取残す; 置忘れる; 捨ておく
- かきおこす 【書き起(こ)す】 (1)新しく書き始める。 「昭和史を―・す」 (2)「書き起こし{(2)}」をする。 ; 【掻き起(こ)す】 (1)かき出しておこす。かきたてる。 「円火鉢の火を―・して/青年(鴎外)」 (2)抱くようにして起こす。だきおこす。 「この御傍の人を―・さむとすと見給ふ/源氏(夕顔)」
- かきこす 【掻き越す】 後方に垂らしている髪を肩や脇から前の方へ垂らす。 「くびより髪を―・し給へりしが/枕草子 273」