きあわせる 意味
- 【来合(わ)せる】
たまたまそこへ来て出会う。都合よく,そこに来る。
「ちょうどそこへ兄が―・せた」
- いきあわせる 【行き合(わ)せる】 「ゆきあわせる」に同じ。 「現場にたまたま―・せた」
- かきあわせる 【掻き合(わ)せる】 (1)物を手で寄せて,きちんと合わせる。 「襟元を―・せる」 (2)琴・琵琶などを合奏する。掻き手・合わせ手を各々連続して弾く。 「物の音ども―・せ/狭衣 3」 (3)琴・琵琶などで,弦の調子を整え試し弾きをする。 「箏の御琴ひき寄せて,―・せすさび給ひて/源氏(澪標)」
- ききあわせる 【聞き合(わ)せる】 (1)何人かの人に問い合わせる。 「電話で―・せる」 (2)あれこれ聞いて,考え合わせる。 「今宵の御物語に―・すれば/源氏(明石)」
- だきあわせる 【抱き合(わ)せる】 (1)だきあうようにする。組み合わせる。 (2)よく売れるものとあまり売れないものとを組み合わせて売る。 「見切り品を―・せて売る」
- つきあわせる 【突き合(わ)せる】 (1)くっつくくらい近くに二つの物を向かい合わせにする。 「膝を―・せる」「額(ヒタイ)を―・せて相談する」「一日中顔を―・せている」 (2)二つのものを比べ合わせて異同を調べる。対照する。 「正本と副本を―・せる」「二人の言い分を―・せる」
- ぬきあわせる 【抜き合(わ)せる】 互いに刀を抜く。
- ひきあわせる 【引き合(わ)せる】 (1)呼びよせて対面させる。紹介する。 「若い二人を―・せる」 (2)ひき寄せてあわせる。 「着物の前を―・せる」 (3)照らしあわせて,くらべる。 「帳簿を―・せる」「原本と―・せる」
- ゆきあわせる 【行き合(わ)せる】 ちょうどその場に行く。行って,偶然そのことに出合う。いきあわせる。 「たまたま現場に―・せた」
- 引きあわせる 較べる; 比べる; 引き比べる; 引合す; 引合せる; 引き合す; 類える; 比する; 較する; 対照する; 比す; 引き合わせる; 比える; 引き合わす; 引きくらべる; 比量する; 対比する; 比較する; 引き合せる
- あきあわせ 【秋袷】 秋になって着る袷。秋の袷。後(ノチ)の袷。﹝季﹞秋。
- おきあわせ 【置き合(わ)せ】 茶道などで,調和を考えて道具を配置すること。また,その道具。 「―がいい」
- かきあわせ 【掻き合わせ】 (琴・琵琶などの)弦を調律して,試みに弾いてみること。 「―ばかり弾きて,さしやり給へば/源氏(紅葉賀)」
- たきあわせ 【炷き合(わ)せ・焚き合(わ)せ】 香道で,一枚の銀葉の上に二つ以上の香木をのせて聞くこと。 ; 【炊き合(わ)せ】 肉・野菜などの材料を別々に煮て,一つの器に盛り合わせたもの。
- だきあわせ 【抱き合(わ)せ】 だきあわせること。
- つきあわせ 【突き合(わ)せ】 (1)二つのものを向かい合わせにすること。 (2)二つのものを対照させること。 「資料の―をする」
例文
- さらに頭をつきあわせるような行動を見せます
- 頭をつきあわせる行動を見せます
- 「そんなことにつきあわせるなら ストライキするよ
- 三校 - 三校紙を再校紙とつきあわせる。
- 複数の棟札をつきあわせると、国分氏の当主の地位は広政、宗政、宗元と継承されたと推定され、系図とはだいぶ異なる。
- 「見た目はかなり恐いが、義理と人情は欠かしたことが無い」との評判通り、行き倒れになっていた矢吹天成を助けたり、赤碕と矢吹を引きあわせるなど世話好きな一面を持つ。
- 初校 - 版下を作成する印刷の場合には版下のコピー、DTPの場合にはプリンター出力、活版の場合には活字を組み上げて刷った試し刷り(ゲラ刷り)を原稿とつきあわせる。
- 余談だが、原作漫画ではこの話よりも後の回で、のび太のパパを慰めてあげようとのび太とドラえもんが今度はおばあちゃんの方をタイムマシンで現代に連れて来てひきあわせる(父方の祖母であり、のび太のパパにとっては実の母にあたる)という話があり、その回でのおばあちゃんは「この前来た5年生ののびちゃん」とのび太のことを憶えていた。