とりつ 意味
- 【都立】
〔「東京都立」の略〕
東京都が設立・経営していること。また,そのもの。
「―高校」
- しごとりつ 【仕事率】 〔物〕 単位時間当たりの仕事。単位としてワット(W)や馬力(HP)が用いられる。工率。
- とりつき 【取(り)付き】 (1)最初のところ。一番目。とばくち。とっつき。 「その角を曲がって―の家」 (2)物事のはじめの部分。はじめのうち。 「秋も過ぎて,冬の―になりました/真景累ヶ淵(円朝)」 (3)(主に初対面の人との)社交態度。第一印象。とっつき。 「―の良い人」 (4)取りつくこと。すがりつくこと。
- とりつきは 【取(り)つき端】 〔「とりつきば」とも〕 「取り付き所」に同じ。 「―がない」
- とりつき-ぐん [4] 【鳥付き群】 海鳥の群れがつき従っている魚群。カモメ・アジサシなどが,イワシ・カツオ・マグロなどの魚群の上に群れ舞うこと。とりづき。 鳥山
- とりつき-は [4] 【取(り)つき端】 (「とりつきば」とも) 「取り付き所」に同じ。「―がない」
- とりつぎ 【取(り)次ぎ・取次】 (1)取り次ぐこと。両方の者の間に立って物事を伝えること。また,それをする人。 「電話の―をする」「社長に―を頼む」「―役」「―人」 (2)自己の名をもって,他人の計算(=他人の取引の損益)においてする取引行為。 (3)出版社と書店との中間にある書籍や雑誌などの流通業。出版取次。
- とりつぎ-じょ [0] [5] 【取次所】 取り次ぎをする所。「貨物配送―」
- とりつぎ-てん [4] 【取次店】 客の注文を受けて商品の取り次ぎをする商店。
- とりつく 【取(り)付く】 ※一※ (動カ五[四]) (1)相手にしっかりつかまって離れない。すがりつく。 「子供が母に―・いて離れない」 (2)物事をやり始める。着手する。とりかかる。 「新しい研究課題に―・く」 (3)立ち向かう。組み伏せようとする。 「垂直な岩壁に―・く」「五人三人―・きて…押し返し押し戻し/仮名草子・竹斎(下)」 (4)手がかりを得る。親しむきっかけをつかむ。
- とりつくす 【取り尽(く)す】 全部取る。すっかり取る。 「魚を―・す」
- とりつぐ 【取(り)次ぐ】 (1)両者の間にたって,一方の意向を他方に伝える。仲立ちする。 「君の言い分は私が―・いであげよう」 (2)来客・電話などを当人に伝える。 「秘書が―・ぐ」 (3)売り手と買い手の間にたって商品の売り買いの中継ぎをする。 「全国の書店に新刊を―・ぐ」 ‖可能‖ とりつげる
- とりつけ 【取(り)付け】 (1)器械・器具などを取り付けること。 「アンテナの―」 (2)きまった店からいつも買うこと。買いつけ。 「―の店から配達してもらう」 (3)信用を失った銀行に対して,預金者が払い戻しのために一時にどっと押し寄せること。 「―騒ぎ」
- とりつける 【取(り)付ける】 (1)器械・器具などを装置する。そなえつける。 「事務所にファックスを―・ける」 (2)相手を説得して,自分の思い通りの返事を得る。獲得する。 「大口の契約を―・ける」「課長の承諾を―・けた」 (3)いつもその店から買っている。買いつける。 「いつも―・けている店」 (4)霊などを憑(ヨ)りつかせる。 「己(オノレ)命のにぎみたまを八咫(ヤタ)の鏡に―・けて
- とりつづく 【取り続く】 〔「とり」は接頭語〕 (1)つづく。ひきつづく。 「年月は流るる如し―・き追ひ来るものは/万葉 804」 (2)生計をたててゆく。 「何様(ドウ)にも為て―・いてお呉んなはれば/人情本・梅美婦禰 5」
- とりつぶし 【取り潰し】 とりつぶすこと。特に江戸時代,謀反や不始末を理由に,幕府が大名や旗本の家を断絶させ,領地などを没収したこと。 「主家がお―にあう」
例文
- メイドは客を一人一人大声でとりついた。
- トロール漁船は沿岸の魚をとりつくしました。
- 私はケネディ氏と会う約束をとりつけました。
- 彼は恐ろしい病気にとりつかれた。
- 彼は貧乏にとりつかれていた。
- 彼は世界に君臨しようという野望にとりつかれている。
- 連絡をとりつづけて。
- あの宗教団体はかなりいかがわしい教義にとりつかれている。
- 私は松茸をどうして見つけるかということにとりつかれて、とうとうそのことを本に書くことになってしまいました。
- アルバートはチェスに とりつかれていた