とりつぐ 意味
- 【取(り)次ぐ】
(1)両者の間にたって,一方の意向を他方に伝える。仲立ちする。
「君の言い分は私が―・いであげよう」
(2)来客・電話などを当人に伝える。
「秘書が―・ぐ」
(3)売り手と買い手の間にたって商品の売り買いの中継ぎをする。
「全国の書店に新刊を―・ぐ」
‖可能‖ とりつげる
- かたりつぐ 【語り継ぐ】 次の世代の人に次々と語って,伝える。 「この村に―・がれてきた民話」
- のりつぐ 【乗(り)継ぐ】 別の乗り物に乗りかえて,先へ進む。 「バスから電車に―・ぐ」 ‖可能‖ のりつげる
- もりつぐ 【守次】 平安末・鎌倉初期の備中の刀工。事実上の青江派の祖。作風は古備前に似るが,地鉄中に澄肌(スミハダ)と呼ばれる独特の肌を出す。長子貞次・次子恒次(数珠丸の作者)は後鳥羽院御番鍛冶に召され,ともに古青江派を代表する刀工。生没年未詳。
- 乗りつぐ 乗移る; 乗継ぐ; 乗り移る; 乗り換える; 乗り替える; 乗りかえる; 乗り継ぐ; 乗りうつる; 乗換える
- とりつ 【都立】 〔「東京都立」の略〕 東京都が設立・経営していること。また,そのもの。 「―高校」
- しごとりつ 【仕事率】 〔物〕 単位時間当たりの仕事。単位としてワット(W)や馬力(HP)が用いられる。工率。
- とりつき 【取(り)付き】 (1)最初のところ。一番目。とばくち。とっつき。 「その角を曲がって―の家」 (2)物事のはじめの部分。はじめのうち。 「秋も過ぎて,冬の―になりました/真景累ヶ淵(円朝)」 (3)(主に初対面の人との)社交態度。第一印象。とっつき。 「―の良い人」 (4)取りつくこと。すがりつくこと。
- とりつきは 【取(り)つき端】 〔「とりつきば」とも〕 「取り付き所」に同じ。 「―がない」
- とりつき-ぐん [4] 【鳥付き群】 海鳥の群れがつき従っている魚群。カモメ・アジサシなどが,イワシ・カツオ・マグロなどの魚群の上に群れ舞うこと。とりづき。 鳥山
- とりつき-は [4] 【取(り)つき端】 (「とりつきば」とも) 「取り付き所」に同じ。「―がない」
- とりつぎ 【取(り)次ぎ・取次】 (1)取り次ぐこと。両方の者の間に立って物事を伝えること。また,それをする人。 「電話の―をする」「社長に―を頼む」「―役」「―人」 (2)自己の名をもって,他人の計算(=他人の取引の損益)においてする取引行為。 (3)出版社と書店との中間にある書籍や雑誌などの流通業。出版取次。
- とりつぎ-じょ [0] [5] 【取次所】 取り次ぎをする所。「貨物配送―」
- とりつぎ-てん [4] 【取次店】 客の注文を受けて商品の取り次ぎをする商店。
- とりつく 【取(り)付く】 ※一※ (動カ五[四]) (1)相手にしっかりつかまって離れない。すがりつく。 「子供が母に―・いて離れない」 (2)物事をやり始める。着手する。とりかかる。 「新しい研究課題に―・く」 (3)立ち向かう。組み伏せようとする。 「垂直な岩壁に―・く」「五人三人―・きて…押し返し押し戻し/仮名草子・竹斎(下)」 (4)手がかりを得る。親しむきっかけをつかむ。
- とりつくす 【取り尽(く)す】 全部取る。すっかり取る。 「魚を―・す」