擦れ違う 意味
- すれちがう ④◎
(1)反対方向に向かっている人・車などが,互いのすぐ脇(ワキ)を通り抜ける。
「列車が―・う」
(2)出会うはずの人が,出会えないでしまう。ゆきちがう。
「待ち合わせ時間に遅れて―・う」
(3)議論などの論点がずれてしまう。
「話が―・う」
〝可能〞 すれちがえる
- 擦れ違い すれちがい ◎ (1)違う方向に向かう人・車などが,すぐ脇(ワキ)を通り抜けること。 「―に声をかける」 (2)出会うはずのものが出会わないで終わること。ゆきちがい。 「帰宅が遅れて来客と―になる」 (3)議論の論点がずれてしまうこと。 「議論は―に終始した」
- すれ違う 横切る; 交差させる; 擦れ違う; 交差する
- 入れ違う いれちがう ④◎ ※一※ (動ワ五[ハ四]) (1)順序や場などを間違えて入れる。 「順番を―・う」 (2)一方が出たあとへ他方が入る。 ※二※ (動ハ下二) ⇒いれちがえる
- 擦れ 疵; きず口; 擦過傷; 疵ぐち; 掠り傷; かすり疵; 古創; 擦りきず; 疵あと; 切傷; 残痕; 微傷; 爪痕; 擦疵; すり傷; 引攣り; 疵口; 掻き疵; 嗄; 掠傷; 擦痕; 古傷; 擦傷; 浅傷; 掻き傷; 爪跡; 傷ぐち; 切り疵; 引っ攣り; 引攣; 掠り疵; 切疵; 疵痕; 瘡痕; 痕; 掻傷; 疵跡; 傷; 摺; 掠疵; 創痕; 摩; 傷痕; 引き攣り; 古疵; 瘢痕;
- 違う たがう ② ※一※ (動ワ五[ハ四]) (1)相違する。一致しない。くいちがう。 「事志と―・う」「案に―・わず」「なき人の御ほい―・はむがあはれなること/源氏(蓬生)」 (2)背反する。そむく。 「人の道に―・う行為」「汝(イマシ)を頼み母に―・ひぬ/万葉 3359」 (3)変わる。通常の状態でなくなる。 「いかでかは御色も―・ひてきららかにおはする人とも覚えず/大鏡(道兼)」
- 擦れ擦れ すれすれ ◎ (1)二つの物がもう少しで触れ合うほど近いさま。 「海面―に飛行機が飛ぶ」「床―まで水につかった」 (2)限度一杯であるさま。 「違反―の運転」「定刻―に到着した」 (3)気持ちが合わないさま。仲が悪いさま。 「御領分のせり合ひでお二人の親御様は―/浄瑠璃・妹背山」
- 入れ違い いれちがい ◎ (1)順序が間違ってはいること。いれちがえ。 (2)一方が出るとかわりに他方がはいること。いれちがえ。 「あいにくと―になる」
- 入れ違える いれちがえる ⑤ (1)間違って入れる。 「中身を―・える」 (2)互い違いになるように入れる。 〔中世後期にはヤ行にも活用した。「ニンジュヲイレチガユル/日葡」〕
- 人擦れ ひとずれ ◎ 多くの人と接して世慣れていること。 「―していない純朴な青年」
- 友擦れ ともずれ ◎ 友人との交際で世慣れすること。友人の影響で悪ずれすること。
- 床擦れ とこずれ ◎ 長く病気で床についていて,床にあたる体の部分がすれてただれること。褥瘡(ジヨクソウ)。 「―したところが痛々しい」
- 悪擦れ わるずれ ◎ 世間ずれしていて悪賢いこと。 「―していない純な人」
- 掠れ・擦れ かすれ ③ (1)かすれること。 「文字の―」「声の―」 (2)商品が不足してくること。 「品―」
- 擦れる こすれる ③ 物と物とがすれ合う。 「葉と葉が―・れてさらさらと音をたてる」
- 擦れ・摩れ すれ ② すれること。こすれてできた傷。
例文
- 処女航海に出航した際、帰還した古代進の 護衛艦と擦れ違う。
- 護衛任務を終え、地球に帰還する直前に、進宙式典後の処女航海に出航したアンドロメダと擦れ違う。
- 出発客と到着客の通行ルートは完全に分離されており、駅~空港ターミナル間において人と擦れ違うことは基本的に無い。
- これは、侍が刀を左に挿しており、擦れ違う時に刀が触れないようするためと言われている、戦後、GHQが、アメリカ合衆国と同じく車が右側通行、歩行者が左側通行の対面交通とするよう指導した。
- その時あえて先頭に立ち、限界までテルたちを超ハイペースで引っ張ることで、擦れ違うライバルの戦意を削ぎつつ、力尽きた自分がリタイアになることで3人が思ったとおりのスピードで走れるようにするなど献身的かつ頭脳的な面も持ち合わせる。