かきつ-た 意味
読み方:
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- 【垣内田】
垣の中の田。囲いの中にある田。「神奈備(カムナビ)の清き御田屋の―の池の堤の/万葉 3223」
- かきつ 【垣内】 (1)垣根のうち。屋敷の中。かいと。 「我が背子が古き―の桜花/万葉 4077」 (2)領地。占有地。新しく占有・開拓した土地。 「我が背子が―の谷に/万葉 4207」 ; 【嘉吉】 年号(1441.2.17-1444.2.5)。永享の後,文安の前。後花園天皇の代。かきち。 ; カキツバタの略。 「姫は蓮公家は―をおつて見せ/柳多留 67」
- た-かき [3] 【田掻き】 「代掻(シロカ)き」に同じ。 [季] 夏。
- かきつき 【嘉吉記】 嘉吉の乱の顛末,および播磨赤松氏再興に至る経過を編年式に記した記録。一巻。著者・成立年代ともに未詳。赤松記。
- かきつきげ 【柿月毛】 馬の毛色の名。月毛の赤みをおびたもの。あかつきげ。こうばいつきげ。
- かきつく 【掻き付く】 (1)とりつく。しがみつく。 「手腓(タコムラ)に虻(アム)―・き/古事記(下)」 (2)頼る。頼りにする。 「いとど,―・かむ方なく/源氏(蓬生)」 (3)ねだって自分の物とする。 「はうばいの若い者に絹の脚布(キヤフ)―・き/浮世草子・一代女 5」
- かきつくす 【書き尽す】 write in full;give a full account<of> .
- かきつけ 【書(き)付け】 (1)心覚え程度に書いたもの。書類。メモ。 (2)勘定書き。請求書。 「飲み屋の―」 (3)江戸時代,幕府や大名家で,上からの命令・申し渡しを記した公文書。お書き付け。
- かきつける 【書(き)付ける】 (1)文字や文句を書き留める。心覚え程度に書き記す。 「要点をメモに―・ける」 (2)いつも書いていて慣れている。書き慣れる。 「―・けた原稿用紙」
- かきつた 【垣内田】 垣の中の田。囲いの中にある田。 「神奈備(カムナビ)の清き御田屋の―の池の堤の/万葉 3223」
- かきつづる 【書き綴る】 ことばを連ねて文章を書く。 「恋情を―・った手紙」
- かきつばた 【杜若・燕子花】 ※一※ ③ (名) 〔古くは「かきつはた」〕 (1)アヤメ科の多年草。湿地に生える。ハナショウブに似るが葉は幅が広く,中脈は発達しない。高さ約70センチメートル。初夏,茎頂の苞の間に三個内外の濃青色・白色・斑入りなどの花を開く。かいつばた。かおよばな。﹝季﹞夏。《―似たりや似たり水の影/芭蕉》 (2)襲(カサネ)の色目の名。表は二藍(フタアイ),裏は萌黄(モエギ)。ま
- かきつぶし 【書き潰し】 書き損なうこと。また,書き損なったもの。特に,書画の類。
- かきつむ 【書き集む】 書きあつめる。 「年ごろ―・めさせ給ひける絵物語など/栄花(衣の珠)」 ; 【掻き集む】 かきあつめる。 「―・むる物なげかしさ/源氏(明石)」
- かきつ-き 【嘉吉記】 嘉吉の乱の顛末,および播磨赤松氏再興に至る経過を編年式に記した記録。一巻。著者・成立年代ともに未詳。赤松記。
- かきつ-の-らん 【嘉吉の乱】 1441年(嘉吉1)赤松満祐(ミツスケ)が将軍足利義教(ヨシノリ)を自邸で暗殺した事件。有力守護をおさえて将軍の地位を強化しようと企図した義教が,満祐を圧迫したことによる。満祐は山名持豊らの幕府軍に敗れて自殺し乱は終わるが,幕府の権威も以後衰退した。