よしのやま 意味
- 【吉野山】
奈良県吉野町にある山地。吉野川の左岸から大峰山脈北端に向けて高まる約8キロメートルに及ぶ尾根続きの山稜の総称。桜と南朝の史跡で知られる。((歌枕))「―こぞのしをりの道かへてまだみぬかたの花を尋ねむ/新古今(春上)」
- わしのやま 【鷲の山】 (1)〔「鷲山(ジユセン)」を訓読みにした語〕 「霊鷲山(リヨウジユセン)」に同じ。 (2)比叡山の別名。
- たかしのやま 【高師の山・高志の山】 愛知県豊橋市高師町にある洪積台地。高師原。
- よしの-やま 【吉野山】 奈良県吉野町にある山地。吉野川の左岸から大峰山脈北端に向けて高まる約8キロメートルに及ぶ尾根続きの山稜の総称。桜と南朝の史跡で知られる。((歌枕))「―こぞのしをりの道かへてまだみぬかたの花を尋ねむ/新古今(春上)」
- のやま 【野山】 野と山。野や山。 「故郷の―が目に浮かぶ」
- よしの 【吉野】 (1)奈良県吉野郡の町。吉野川に臨む。中心の上市は古くから市場町として発達し,桜の名所で南朝の史跡が多い。製材業が盛ん。 (2)奈良県南部,紀伊山地中北部の吉野郡一帯の地域の総称。 (3)「吉野桜」「吉野織り」の略。 ; 【吉野】 姓氏の一。
- あしのや 【葦の矢】 葦の茎で作った矢。朝廷で追儺(ツイナ)の式の時,桃の弓につがえて,鬼を射るのに使った。
- しのやき 【志野焼】 美濃(岐阜県土岐市・可児(カニ)市付近)で産した陶器。桃山時代に盛んに焼かれ,茶器が多い。白い半透明の長石釉(チヨウセキユウ)を厚くかけ,釉(ウワグスリ)の下に鉄で簡素な絵を描く。絵志野・鼠志野・紅志野などがある。
- あいのやま 【間の山・相の山】 三重県伊勢市の地名。伊勢神宮の内宮と外宮との間にあり,近世は遊里もあった。
- いいのやま 【飯野山】 香川県の讃岐平野にある山。海抜422メートル。富士山型で,花崗岩(カコウガン)上を安山岩がおおう。讃岐富士。
- いものやま 【芋の山】 「山の芋」の倒語。連歌。俳諧で,「ぐりはま(蛤)」「林祇園(祇園林)」などのように作為的な造語をすること。 「かやうのえせものを連歌にては―とて大きに嫌ふ/誹諧破邪顕正」
- うつのやま 【宇津の山】 静岡市丸子(マリコ)と志太(シダ)郡岡部町との境にある山。宇津ノ谷峠がある。((歌枕))「駿河なる―べのうつつにも夢にも人にあはぬなりけり/伊勢 9」
- かみのやま 【上山】 山形市の南方にある市。温泉地で知られる。蔵王(ザオウ)山への入り口。
- きのやまい 【気の病】 精神的な疲労などから起こる病気。気やみ。
- こいのやま 【恋の山】 うず高く積もった恋の思いを山にたとえた語。 「―入りて苦しき道ぞとは/新千載(恋一)」 ――には孔子(クジ)の倒れ 〔「くじ」は孔子(コウシ)の呉音〕 恋のためには聖人すら誤りを犯すことがあるという意。
- しおのやま 【塩の山】 現在の山梨県塩山市北部の山。海抜553メートル。 「差し出の磯」とともに和歌に詠まれた。((歌枕))「―差し出の磯にすむ千鳥/古今(賀)」
例文
- 吉野山(よしのやま)は奈良県中央部にある標高455mの山。
- また、本作中の道行初音旅は、吉野山(よしのやま)の通称で知られる。
- 吉野山駅(よしのやまえき)は、鹿児島県川内市中村町(現・薩摩川内市中村町)にあった日本国有鉄道(国鉄)宮之城線の駅である。
- 吉野山 要次郎(よしのやま ようじろう、本名:大上戸 要次郎、1896年1月3日 - 1956年2月6日)は、富山県下新川郡(現・黒部市)出身の元大相撲力士。