ひきつめる 意味
- 【引(き)詰める】
(1)たるみのないようにきつく引く。
「髪を後ろに―・めて束ねる」
(2)弓を絶え間なく引く。射続ける。
「さしつめ―・めさんざんに射る/平家 4」
- しきつめる 【敷(き)詰める】 (1)すき間のないように敷く。 「門から玄関まで御影石で―・めてある」「絨緞(ジユウタン)を―・める」 (2)敷いておさえつける。 「下なる敵の左右(ソウ)の手を膝にて―・め/保元(中・古活字本)」
- つきつめる 【突(き)詰める】 (1)物事を徹底的に考えたり調べたりする。 「―・めて考える」「とことんまで―・める」 (2)一つのことだけをいちずに思いこむ。思いつめる。 「―・めた表情」
- ゆきつめる 【行(き)詰める】 〔「ゆきづめる」とも〕 それ以上先に進めない所まで行く。 「崖(ガケ)の突端まで―・める」
- 働きつめる 粒粒辛苦する; 労する; 労苦する; 汗する; 粒々辛苦する; 辛苦する; 辛労する; 働詰める; 力作する; 労作する; 働き詰める; 骨折って働く; こつこつ働く
- つめる 【抓める】 「つねる」に同じ。 「乳母はよく自分を過ちも無いのに―・つた/一隅より(晶子)」 ; 【詰める】 (1)容器に物を,すき間がないように入れる。いっぱいに入れる。 「おせちを重箱に―・める」「弁当を―・める」 (2)穴やすき間に物を入れてふさぐ。 「すき間に新聞紙を―・める」 (3)長さや間隔を縮める。(ア)短くする。 「寸法を―・める」「ズボンの丈(タケ)を―
- しきつめ 【敷き詰め】 敷物を部屋の広さいっぱいに敷くこと。 「じゅうたんを―にする」
- ひきつぎ 【引(き)継ぎ】 引き継ぐこと。 「業務の―を行う」
- ひきつぐ 【引(き)継ぐ】 前任者の業務などを受け継ぐ。 「所長の事務を―・ぐ」 ‖可能‖ ひきつげる
- ひきつけ 【引(き)付け】 (1)発作性の全身痙攣(ケイレン)。乳幼児に多く,原因はさまざま。癲癇(テンカン)に伴う痙攣もいう。 (2)引き合わせること。紹介すること。 「阿部安右衛門より―の書翰(テガミ)を貰ひし/高橋阿伝夜叉譚(魯文)」 (3)遊里で,客を遊女に引き合わせること。 「『馴染か』『なにさ―さ』/洒落本・粋町甲閨」 (4)(「引付」と書く)鎌倉・室町幕府に置かれた訴訟審理機関
- ひきつける 【引(き)付ける】 (1)近くに引き寄せる。 「手元に―・けて打つ」 (2)(「惹き付ける」とも書く)人の心を誘い寄せる。魅惑(ミワク)する。 「彼の人柄にはだれもが―・けられる」 (3)こじつける。かこつける。付会する。 「自説に―・けて解釈する」 (4)痙攣(ケイレン)を起こす。ひきつけを起こす。 「敷居にかしらをしたゝかうちて…目を―・け(=目ヲマワシ)/西洋道中膝栗毛(
- ひきつけ-げた [4] 【引(き)付け下駄】 台を切り込んで歯を付け,表を付けた駒下駄。引き付け。
- ひきつづき 【引(き)続き】 それまで行われていたものに続けること。続いていること。副詞的にも用いる。 「前回からの―の議題」「講演の後―懇親会を開く」
- ひきつづく 【引(き)続く】 ※一※ (動カ五[四]) (1)物事が中断せずにずっと続く。 「戦乱が―・く」 (2)ある事の終わったあとにすぐ別の事が続く。 「このあと,―・いてショーがあります」 →引き続き ※二※ (動カ下二) あとに続くようにする。引き連れる。 「上達部・君達を―・けて/源氏(浮舟)」
- ひきつぼし 【斗宿】 二十八宿の斗(ト)宿の和名。射手(イテ)座北西部に位置する。南斗六星。ひつきぼし。